• 電子書籍あり

金属錯体の光化学 (品切れ)

978-4-7827-0552-0 C3043
北海道大学名誉教授 佐々木陽一・東京工業大学教授 石谷 治 編著
東京大学准教授 石井和之・北里大学准教授 石田 斉・東京大学教授 大越慎一
北海道大学教授 加藤昌子・産業技術総研 小池和英・杉原秀樹
立命館大学教授 民秋 均・富山大学教授 野﨑浩一
北海道大学教授 長谷川靖哉 共著
A5・上製・360頁/定価 4,400円(本体4,000円)
金属錯体の光化学は最近特に注目されている分野であるが, 本書は光化学の基礎的事項から, 錯体光触媒や色素増感太陽電池, 光センサー, 光合成過程など錯体に関わる最先端の知識までカバーし, わかりやすく全体像を記述。 光化学もしくは錯体化学の基礎を一通り学んだ学部学生から大学院生, さらにはこの分野の最前線で研究を進めている研究者まで幅広く利用可能。

錯体CD
CDの販売・ご購入につきましては必ずこちらをご覧ください。
目次1章 光化学の基礎
 1-1 光とは
 1-2 分子による光の吸収
 1-3 光化学の基本法則
 1-4 励起分子の分類
 1-5 励起状態にある分子の挙動
 1-6 有機分子の励起状態の概略

2章 配位子場理論の概略
 2-1 d軌道の分裂
  2-1-1 基本的考え方
  2-1-2 正八面体型錯体
  2-1-3 配位子場安定化エネルギー
  2-1-4 正八面体型からの構造の歪み (jahn-Teller効果)
  2-1-5 平面型錯体
  2-1-6 正四面体型錯体
  2-1-7 分子軌道理論による配位結合の解釈
  2-1-8 π供与及びπ逆供与型の結合
 2-2 エネルギー項の考え方
  2-1-1 序
  2-2-2 Tanabe-Sugano (田辺-菅野) ダイヤグラム
  2-2-3 スピン軌道結合
 2-3 d-d遷移による各パラメーターの見積もり
 2-4 d軌道と配位子の軌道との関連

3章 光物理過程
 3-1 エネルギー準位と量子数
 3-2 物質の色と電子遷移
 3-3 光物理過程
 3-4 輻射遷移と発光量子収量
 3-5 発光のメカニズム
 3-6 自然放出と誘導放出, レーザーの原理
 3-7 光学遷移のメカニズム
 3-8 吸光係数と輻射速度の式
 3-9 選択則
 3-10 遷移双極子モーメント積分の大きさ
 3-11 吸収帯の強度と輻射速度との関係
 3-12 リン光
 3-13 スペクトルの振動構造
 3-14 再配列エネルギー
 3-15 励起状態の寿命

4章 金属錯体の励起状態の特徴
 4-1 中心金属内 (MC) 遷移
 4-2 配位子内 (LC) 遷移
  4-2-1 ビピリジン系配位子
  4-2-2 ポルフェリン系配位子
 4-3 電荷移動 (CT) 遷移と電荷移動状態の特徴
  4-3-1 MLCTの遷移双極子モーメントの起源
  4-3-2 正八面体構造をとるd6電子配置におけるMLCT
  4-3-3 平面四角形構造をとるd8電子配置におけるMLCT
  4-3-4 MMLCT
  4-3-5 正四角形構造をとるd10電子配置におけるMLCTと金属中心の励起状態
 4-4 1重項–3重工以外の励起状態

5章 光反応化学
 5-1 LF励起状態を経由する光配位子交換反応
 5-2 光反応において, どの配位子が優先的にはずれるか
 5-3 金属–金属結合の光化学的なホモリシス
 5-4 光異性化反応および光ラセミ化反応
 5-5 光励起状態からの原子の引き抜き反応
 5-6 励起移動 (エネルギー移動)
 5-7 電子移動反応

6章 光化学の実験手法
 6-1 紫外可視吸収及び発光スペクトル
  6-1-1 紫外可視吸収スペクトル
  6-1-2 発光スペクトルの測定と発光量子収率の決定
 6-2 時間分解分光法
  6-2-1 発光寿命測定
  6-2-2 過渡吸収測定
 6-3 光反応化学の実験手法
 6-4 0-0遷移エネルギーの決定法―振動構造のフランクコンドン解析

7章 発光素子および発光センサー
 7-1 エレクトロルミネッセンス (EL) 素子材料
 7-1-1 キノリノラト錯体
  7-1-2 フェニルピリジナト-イリジウム (Ⅲ) 錯体
  7-1-3 Pt-C結合をもつ白金 (Ⅱ) 錯体
  7-1-4 その他の高発光性金属錯体
 7-2 センシング材料
  7-2-1 酸素センサー
  7-2-2 金属イオンセンサー
  7-2-3 種々の有機・無機ベイバーに感応して発光変化を示す金属錯体
  7-2-4 その他の外部刺激により発光変化を示す金属錯体

8章 発光性集積型金属錯体
 8-1 集積型金属錯体における金属間相互作用
  8-1-1 金属間相互作用の概要
  8-1-2 複核錯体における金属間結合
  8-1-3 d10金属イオンの複核錯体のおける金属間相互作用
  8-1-4 3核以上の多核錯体の金属間結合
 8-2 白金 (Ⅱ) 複核錯体
 8-3 d10金属錯体
  8-3-1 d10多核錯体の発光に関する研究の概要
  8-3-2 銅 (Ⅰ) 錯体の発光
  8-3-3 銀 (Ⅰ) および金 (Ⅰ) 錯体などその他のd10金属錯体の発光
 8-4 八面体型6核クラスター錯体
  8-4-1 6核錯体の概要
  8-4-2 構造と電子状態
  8-4-3 発光の特徴
  8-4-4 発光を示す要因
 8-5 おわりに

9章 希土類金属錯体の発光
 9-1 ランタニド錯体の電子状態の特徴とf-f遷移について
 9-2 f-f発光の特徴
 9-3 ランタニド錯体のエネルギー移動

10章 金属錯体の光磁気化学
 10-1 光磁気化学の基礎
 10-2 CsCo(3-cyanopyridine)2[W(CN)8]・H2Oの相転移現象と光誘起磁化
  10-2-1 結晶構造
  10-2-2 相転移減少
  10-2-3 光誘起磁化
 10-3 {Co∥(pyrimidine)(H2O)}2{Co∥(H2O)2}-{W(CN)8}2](pyrimidine)2の相転移現象と光誘起磁化
  10-3-1 結晶構造
  10-3-2 相転移現象
  10-3-3 光誘起磁化
 10-4 まとめ

11章 金属錯体の光触媒反応
 11-1 レドックス光増感反応
 11-2 二元触媒反応系:光水素発生および二酸化炭素還元反応
 11-3 水を電子源とする光触媒的水素発生
 11-4 光不斉反応:立体選択的光電子移動反応
 11-5 光エネルギー移動増感作用
 11-6 ヒドリド移動型光触媒
 11-7 水素原子移動
 11-8 水を酸素源とする触媒的光酸素化によるアルケン類のエポキシ化反応
 11-9 ロジウム触媒によるC–H結合の活性化を経た炭化水素類の光カルボニル化反応
 11-10 おわりに

12章 色素増感太陽電池
 12-1 色素増感太陽電池の概要
 12-2 太陽電池用増感色素としての金属錯体のデザイン
  12-2-1 励起状態のエネルギーのレベルの制御
  12-2-2 基底状態のエネルギーレベルの制御
  12-2-3 パンクロマチック色素の開発
  12-2-4 その他の分子設計の要件
 12-3 おわりに

13章 光合成における金属錯体の役割とそのモデル錯体
 13-1 光合成生物
  13-1-1 光合成生物の分類
  13-1-2 非酸素発生型光合成系
  13-1-3 酸素発生型光合成系
 13-2 光合成初期過程 (明反応)
  13-2-1 光合成アンテナ (エネルギー移動)
  13-2-2 光合成反応中心 (電子移動)
 13-3 光収穫型アンテナ
  13-3-1 構成色素
  13-3-2 クロロフィル類
  13-3-3 クロロフィルの配位化学
  13-3-4 クロロフィルの光吸収
  13-3-5 クロロフィルの光物性
  13-3-6 クロロフィルの光化学
  13-3-7 アンテナの超分子構造
  13-3-8 アンテナの機能
  13-3-9 人工アンテナの構築

三共出版で購入?

只今、購入は出来ません。
シェアする: シェアする facebookでシェア はてなブックマークに追加 LINEでシェア noteで書く Twitterでツイート メールで送る

関連書籍

978-4-7827-0483-7
A5・上製・416頁/定価 4,840円(本体4,400円)
978-4-7827-0756-2
A5・上製・548頁/定価 8,250円(本体7,500円)
978-4-7827-0800-2
A5判・上製・496頁/定価 6,050円(本体5,500円)