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1. 実験を行うための基礎 1-1 実験の全般的注意 (1) 実験の目的 (2) 実験者のマナー (3) 事故に対する処置 (4) 実験記録とレポートの作成 (5) データの数字の取り扱い 1-2 試薬の調製 (1) 試薬とその取り扱い (2) 溶液の濃度 1-3 実験器具 (1) 主な実験器具 (2) 器具の洗浄と乾燥 1-4 実験の基本操作 (1) 試料の採取・調製など (2) 秤量 (3) 測容 (4) 撹拌 (5) ろ過 2. 基礎実験 2-1 容量分析法 (1) 中和滴定 実験1: 水酸化ナトリウム溶液の濃度標定と食酢中の酢酸の定量 (2) 沈殿滴定 実験2: 0.02N硝酸銀標準液の標定としょう油中の食塩の定量 (3) 酸化還元滴定 1)過マンガン酸カリウム滴定 実験3: 過マンガン酸カリウム溶液の濃度標定とオキシドール中の過酸化水素の定量 2)ヨウ素滴定 実験4: チオ硫酸ナトリウム溶液の濃度標定とさらし粉の有効塩素の測定 (4) キレート滴定 実験5: 水の硬度測定 実験6: 食品中のカルシウムの定量 2-2 pHの測定 (1) 水素イオン濃度とpH (2) 緩衝液 (3) pHの測定法 実験7: 食品のpHの測定 (4) 滴定曲線の作成 実験8: 強酸と強塩素の中和曲線 2-3 比色分析 (1) 原理 (2) 光電光度計・分光光度計 (3) 測定法 3.食品成分の定性実験 3-1 糖質の定性実験 実験9: 5種類の糖の識別実験 (1) 糖質に共通な呈色反応 (2) 還元糖の反応 (3) 単糖類と還元性二糖類の識別反応: バーフォード反応 (4) ケトースに特有な反応:セリワノフ反応 (5) オサゾン生成反応による還元糖の識別: フェニルヒドラジン反応 (6) でんぷんの反応: ヨウ素・でんぷん反応 実験10: ヘキソースとペントースの識別実験 (7) ヘキソース (六炭糖) の反応: スカトール反応 (8) ペントース (五炭糖) の反応: ビアル反応 3-2 脂質の定性実験 実験11: 油脂の化学的性質・鮮度判別実験 (1) 化学的性質 1)脂肪酸エステルの反応: ヒドロキサム酸法 2)グリセリンの反応: アクロレイン反応 3)不飽和脂肪酸の反応: ヨウ素の付加 (2) 油脂の鮮度判別 1)油脂の変敗試験: クライス試験 2)過酸化物検出法 (3) 卵黄脂質の成分 実験12: 卵黄脂質の薄層クロマトグラフィー 3-3 アミノ酸・たんぱく質の定性分析 実験13: アミノ酸・たんぱく質の識別 (1) 試料の調製 (2) 呈色反応 1)たんぱく質に共通な呈色反応: ビウレット反応 2)アミノ基を有する化合物に共通な呈色反応: ニンヒドリン反応 3)芳香族化合物の呈色反応: キサントプロテイン反応 4)インドール核を有する化合物の呈色反応: アダムキーウイッツ反応 5)オキシフェニル基の呈色反応: ミロン反応 6)アルカリ性下の硫黄の反応: 硫化鉛反応 (3) 沈殿・凝固反応 1)熱による凝固 2)塩類による沈殿 3)有機溶媒による沈殿 (4) アミノ酸の分離と同定 実験14: アミノ酸のペーパークロマトグラフィー 3-4 無機質の定性 実験15: 味付けのり中のカルシウム, リン, 鉄の検出 実験16: 卵黄中のリン, 硫黄の検出 3-5 ビタミンの定性 (1) ビタミンAおよびプロビタミンAの検出 実験17: カール・プライス反応によるビタミンAおよびプロビタミンAの検出 (2) ビタミンDの検出 (3) ビタミンEの検出 (4) ビタミンB1の検出 (5) ビタミンB2の検出 4. 食品成分の定量実験 4-1 一般成分の定量 (1) 水分の定量 実験18: 常圧加熱乾燥法による水分の定量 (2) たんぱく質の定量 実験19: アミノ酸分析 実験20: ゲルダール法 実験21: ローリー法 (3) 脂質の定量 実験22: ソックスレー抽出法 実験23: ゲルベル法による牛乳の脂肪含有量の測定 実験24: GC法による脂肪酸組成の決定 (4) 炭水化物の定量 実験25: ベルトラン法による還元糖の定量 実験26: ソモギー変法による還元糖の定量 実験27: アンスロン-硫酸法による全糖の定量 実験27: プロスキー変法による食物繊維の定量 (5) 灰分の定量 実験29: 直接灰化法 4-2 無機質の定量 (1) カルシウムの定量 実験30: 過マンガン酸カリウム滴定法によるカルシウムの定量 (2) リンの定量 実験31: バーナードモリブデン酸法によるリンの定量 (3) 鉄の定量 実験32: 1,10-フェナントロリン法による鉄の定量 (4) ナトリウムの定量 4-3 ビタミンの定量 (1) ビタミンAの定量 実験33: 全粉乳中のレチノールの定量 実験34: 新鮮野菜のβ-カロテンの定量 (2) ビタミンB1の定量 実験35: ジアゾ法によるビタミンB1の定量 (3) ビタミンB2の定量 実験36: ルミフラビン蛍光法によるビタミンB2の定量 (4) ビタミンCの定量 実験37: ヒドラジン法によるビタミンCの定量 4-4 食塩相当量の算出 4-5 その他の成分定量 実験38: 浮ひょう法によるアルコール分の定量 実験39: GC法によるアルコール分の定量 実験40: フォーリン・デニス法によるポリフェノール (タンニン) の定量 4-6 日本食品標準成分表2020における表示について 5.食品成分の分離 5-1 牛乳からカゼインの分離 実験41: 牛乳からカゼインの分離 5-2 小麦粉からグルデンとでんぷんの分離 実験42: 小麦粉からグルデンとでんぷんの分離 5-3 緑葉の脂溶性色素 実験43: 緑葉色素の抽出とカラムクロマトグラフィー 実験44: HPLCによる茶類のカテキン類とカフェインの分離分析 5-4 ビタミンB2の分類 実験45: カラムクロマトグラフィーによるビタミンB2の分離 6.食品成分の変化 6-1 酵素による褐変 実験46: 酵素によるりんごジュースの褐変 6-2 非酵素的褐変 実験47: 糖とアミノ酸の成分間反応 6-3 油脂の変化の経時的変化 実験48: 油脂の酸化 7.食品の品質検査および官能検査 7-1 油脂の化学的試験法 (1) 酸価 実験49: 油脂の酸価 (2) 過酸化物価 (3) ケン化価 実験50: 油脂のケン化価 (4) ヨウ素価 実験51: 油脂のヨウ素価 (5) カルボニル価 実験52: 油脂のカルボニル価 7-2 こめ, 牛乳, 鶏卵の鮮度検定法 実験53: こめの精白度および鮮度検定 実験54: 牛乳の鮮度検定 実験55: 鶏卵の鮮度検定 実験56: 魚肉の鮮度検定 (K値の測定) 7-3 食品の官能検査 (1) 卵の鮮度 実験57: 卵の鮮度判定 (2) 老化したでんぷん 実験58: 老化したでんぷんの食味 8.食品の熱的性質と力学的性質 8-1 氷点の測定 実験59: 食品の氷点 8-2 スパゲティの曲げ弾性率 実験60: スパゲティの曲げ弾性率 8-3 蜂蜜の粘性率 実験61:蜂蜜の粘性率 9.データ整理 9-1 目的, 試料, 方法, 流れ図 9-2 測定値の表記 (有効数字) 9-3 測定値を使った計算 9-4 平均値 9-5 異常に大きい値や小さい値の捨て方 9-6 測定値と期待値の差の検定 9-7 2つのサンプルの平均値に差があるか 9-8 実験点への直線のあてはめ (回帰直線) 付録1 実験レポート作成例 付録2 ベルトラン糖類定量表 付録3 液体試薬濃度 付録4 溶液調製法 参考文献 索引
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