はじめてみよう生化学実験
978-4-7827-0555-1 C3043
山本克博 編著
酪農学園大学教授 山本克博 編著 前北海道文教大学准教授 小原 効・天使大学准教授 金澤康子 北海道教育大学教授 佐々木胤則・名寄市立大学教授 西村直道 藤女子大学教授 水野佑亮 共著
B5・並製・132頁/定価 2,420円(本体2,200円)
生化学の基本的な実験を中心に,血液成分や尿成分の分析など臨床分野で利用する応用的な実験まで取り上げた。栄養士や管理栄養士養成過程はもとより,医療関係あるいは食品科学関連の学部,学科で有用。
目 次
1 実験にあたっての予備知識
1-1 実験の心得
1-2 器具の名称と取り扱い
1-2-1 ガラス器具
2-2-2 ピペット
2-2-3 天 秤
2-2-4 遠心分離
2-2-5 ホモジナイザー
1-2-6 ガスバーナー
1-3 実験データの処理
1-4 実験の記録とレポートの作成
2 基礎実験
2-1 溶液の濃度ならびに調整法
2-1-1 水の精製
2-1-2 生化学実験で使われる単位
2-1-3 SI接続後
2-1-4 溶液の濃度
2-1-5 溶液の希釈法
2-1-6 緩衝液(Buffer)
2-2 滴定曲線―pHについての基礎知識
2-3 分光光度法
2-3-1 分光光度法の原理
2-3-2 分光光度計の仕組み
2-3-3 セ ル
2-3-4 二種類の色度の吸収曲線
3 糖質に関する実験
3-1 糖質の定性反応
3-1-1 Benedict(ベネディクト)反応
3-1-2 Bial(ビアル)反応
3-1-3 Skatole(スカトール)反応
3-1-4 Seliwanoff(セリワノフ)反応
3-2 ラット肝臓からのグリコーゲンの分離と定量
3-2-1 グリコーゲンの分離
3-2-2 グリコーゲンの定量
3-3 血糖(グルコース)の定量
4 アミノ酸・タンパク質に関する実験
4-1 ニンヒドリン反応によるアミノ酸の定量
4-2 アミノ酸およびタンパク質の紫外線吸収スペクトル
4-3 ゲルろ過クロマトグラフィー
4-3-1 塩とタンパク質の分離
4-3-2 アルブミンとDNP-リジンの分離
4-3-3 アルブミンのペプシン処理分解物のゲルろ過
4-4 タンパク質溶液の比色定量法
4-4-1 ビウレット法によるタンパク質の定量
4-4-2 Lowry法によるタンパク質の定量
4-5 透析によるタンパク質溶液からの脱塩
4-6 粘度測定によるタンパク質の構造変化の検出
4-7 硫安によるタンパク質の塩析
4-8 血清タンパク質のセルロースアセテート膜電気泳動
4-9 SDSポリアクリルアミドゲル電気泳動
5 酵素に関する実験
5-1 酵素反応の基礎実験
5-1-1 検量線の作製
5-1-2 反応の経時変化
5-1-3 酵素濃度の影響
5-2 酵素反応速度論(Enzyme kinetics)
5-2-1 アルカリホスファターゼ活性測定によるKmとVmaxの決定
5-3 乳酸デヒドロゲナーゼの活性測定
5-4 唾液アミラーゼによるデンプンの加水分解
5-5 トリプシンによるカゼインの加水分解
6 脂質に関する実験
6-1 ラット肝臓からの脂質の抽出と定量
6-1-1 脂質の抽出
6-1-2 中性脂肪の定量
6-2 遊離脂肪酸の定量
6-3 コレステロールの定量
6-4 リパーゼによる脂質の加水分解
7 核酸に関する実験
7-1 ラット肝臓からの核酸の抽出精製および定量
7-2 口腔粘膜からのDNA抽出とアガロースゲルゲル電気泳動
8 ビタミンに関する実験
8-1 ビタミンA前駆物質(葉緑素)の分離と定性
8-2 ビタミンB1の比色定量
9 免疫に関する実験
9-1 オクタローニ法による抗原抗体反応の検出
9-2 血液型の判定
10 血液・尿に関する実験
10-1 血清アルブミン・グロブリン比の測定
10-2 ヘマトクリット値の測定
10-3 血中リン脂質の定量
10-4 血清酵素(アミノ基転移酵素)の活性測定
10-5 血漿遊離アミノ酸比の判定試験
10-6 無機リンの定量
10-7 血清および尿中のクレアチニンの定量
10-8 尿成分の定性反応
10-9 血清および尿中の尿素窒素・尿酸の定量
10-9-1 尿素窒素の測定
10-9-2 尿 酸
11 栄養・食品に関する実験
11-1 基礎栄養学実験
11-2 牛乳中のカルシュウムの定量
11-3 滴定法による食品中の酸・塩分の測定
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