化学が見えてくる
978-4-7827-0513-1 C3043
/2005年4月刊行
前安田女子大学教授 岩本悦郎
県立広島大学名誉教授 江頭直義
前宇部工業高専教授 柿並孝明
前宇部工業高専教授 日色和夫
県立広島大学教授 三苫好治 [共著]
B5・並製・140頁/定価 2,200円(本体2,000円)
「大学1年生がいきなり大学の化学を始めても歯が立たない」そんな学生を対象に, 高校と大学の化学の繋がりを持たせたテキスト。通常の教科書のように全てを網羅するのではなく, 知ってほしいことに絞り内容のイメージを伝えることに重点を置いた。
目次
1 原子の構造と周期表
1-1 物質とその構成元素・原子・分子
1-2 原子の構造と種類
1-3 原子番号と原子量
1-4 原子の電子配置
1-4-1 電子の存在位置と4つの量子化
1-4-2 電子軌道の広がり
1-4-3 軌道のエネルギー準位と電子配置
1-5 周期表
1-5-1 価電子
1-5-2 原子半径とイオン半径
1-5-3 イオン化エネルギー
1-5-4 電子親和力
1-5-5 電気陰性度
2 原子と原子はどのように結合するか
2-1 粒子を結びつける力
2-2 強い結合
2-2-1 イオン結合
2-2-2 共有結合
2-2-3 配位結合
2-2-4 金属結合
2-3 分子間の引き合う力 (相互作用)
2-3-1 水素結合
2-3-2 双極子相互作用
2-3-3 ファンデルワールス力
3 濃度とpH
3-1 濃度
3-1-1 重量パーセント濃度
3-1-2 ppm, ppb, ppt
3-1-3 モル濃度
3-2 水素イオン濃度とpH
3-2-1 酸と塩基
3-2-2 水の電離
3-2-3 酸と塩基の強さ
3-2-4 解離定数
3-2-5 pHとpOH
4 酸化と還元
4-1 酸化と還元
4-1-1 酸化や還元とは何か
4-1-2 酸化数
4-2 非金属元素の酸化と還元
4-3 酸化剤と還元剤
4-3-1 酸化剤と還元剤
4-3-2 酸化還元の全反応式
4-4 イオン化傾向とイオン化列
4-5 電極による酸化還元反応
5 身の回りの有機物 これだけは知っておこう
5-1 有機分子の基礎事項
5-1-1 電気陰性度と有機分子の極性
5-1-2 炭素原子による共有結合
5-1-3 官能基
5-1-4 芳香族性
5-1-5 有機分子の立体構造
5-1-6 分子間の相互作用と物性
5-2 物質の単離と同定
5-2-1 クロマトグラフィーによる混合成分の単離
5-5-2 化合物とスペクトル
5-3 身近な有機分子
5-3-1 都市ガスとプロパン
5-3-2 お酢の酸性度を塩酸よりも強くしたい
6 どこにでもある無機物
6-1 地殻の元素分子
6-2 酸化物
6-3 水素の酸化物, 水
6-4 鉄の酸化物
6-4-1 酸化鉄
6-4-2 純鉄
6-5 チタンの酸化物
7 化学反応と化学平衡
7-1 化学反応
7-1-1 化学反応の種類
7-1-2 反応熱
7-2 化学平衡
7-3 化学平衡はどのようにして影響を受けるのか
7-4 反応速度とは
7-5 化学反応はなぜ進む
7-6 弱酸と弱塩基の解離平衡
7-6-1 弱酸
7-6-2 弱塩基
7-6-3 綬衝液
7-7 溶解度積
7-7-1 難容性塩の溶解度積
7-7-2 溶解度に影響する因子
8 工業製品と化学
8-1 液晶ディスプレイ
8-1-1 液晶
8-1-2 ディスプレイ
8-1-3 開発の歴史
8-2 バッテリー
8-2-1 電池の原理
8-2-2 リチウムイオン電池
8-2-3 電池の構造
8-3 集積回路
8-3-1 シリコンウエーハーの製造
8-3-2 集積回路の作成
9 環境問題と化学
9-1身近な環境問題
9-1-1 総合的な対策を求められるゴミ問題
9-1-2 ゴミに含まれる環境汚染物質
9-2 ダイオキシン類の毒性
9-3 ゴミ処理施設の現状
9-3-1 焼却炉内でのDXMs発生のメカニズム
9-3-2 最新のゴミ処理施設
9-3-3 RDF施設の課題
9-3-4 焼却炉灰の資源化技術
10 生命と化学
10-1 アミノ酸
10-2 ペプチドとタンパク質
10-2-1 ペプチド
10-2-2 酵素
10-2-3 タンパク質の構造
10-2-4 タンパク質のアミノ酸配列の決定法
10-3 DNA (デオキシリボ核酸)
10-3-1 ヌクレオチド
10-3-2 DNAの構造
10-3-3 DNAの働き
三共出版で購入?