食品香粧学への招待
978-4-7827-0663-3 C3043
東京農業大学 藤森 嶺 編著
コーケン香料(株) 遠田尚毅・曽田香料(株)木村公子・曽田香料(株)佐無田靖
曽田香料(株) 鈴木 潤・日本獣医生命科学大学 田崎弘之・東京農業大学 寺本明子
東京農業大学 戸枝一喜・東京農業大学 西澤 信・東京大学 増田リリア
東京農業大学 妙田貴生・ブラン(株) 山田麻穂・緑が丘トリートメントルームseed's 和田文緒
B5・並製・214頁/定価 2,750円(本体2,500円)
現在私たちが食べている多くの食物や飲料には香料が使われ,また化粧品やシャンプー,洗剤などでも香料は重要で,私たちは香りに囲まれて生きている。本書では香料とは何か,香気成分を捕集する方法や分析技術,調香,官能評価,嗅覚などの香りの科学を専門家の執筆者により解き明かす。
〈フレーバー・フレグランス検定3級講座指定教科書〉
目 次
1 食品香粧学とは
1-1 はじめに
1-2 匂いを感じる仕組み
1-3 香気成分を捕まえる
1-4 香りの成分を分析する
1-5 香りを創る
2 香料の歴史
2-1 はじめに
2-2 天然香料と合成香料
2-3 香料の利用方法
3 香料と生物
3-1 はじめに
3-2 天然香料
4 香料の化学と生物学
4-1 はじめに
4-2 ハッカ
4-3 バ ラ
4-4 ラベンダー
4-5 香気成分
5 香りの生化学
5-1 はじめに
5-2 フラノンとピロン
5-3 テルペン類
5-4 テルペン配糖体
5-5 カルテノイド分解物
5-6 脂肪酸由来および他の脂溶性香気化合物
5-7 アミノ酸から誘導される香気物質
5-8 フェニルプロペンとその他の芳香族化合物
6 フレーバー
6-1 はじめに
6-2 香り利用の歴史
6-3 食品香料の目的と役割
6-4 食品香料の原料と関連法規
6-5 食品香料開発の実際
6-6 食品香料の製造概略
7 フレグランス
7-1 はじめに
7-2 香水の歴史
7-3 調 香
7-4 天然香料産地
7-5 香り立ち
7-6 賦香率
7-7 調香分類
8 香りの捕集・抽出技術
8-1 はじめに
8-2 捕集・抽出法
9 香気物質の合成
9-1 はじめに
9-2 香気物質の分離
9-3 テルペン系香気物質の合成
9-4 芳香族化合物の合成
9-5 脂肪族化合物の合成
10 微生物による香りの生成
10-1 はじめに
10-2 味噌の種類と特徴
10-3 味噌の香気成分
10-4 微生物が作る香気成分
10-5 味噌の重要香気成分HEMF
11 香りの分析
11-1 はじめに
11-2 ガスクロマトグラフィー
11-3 質量分析法
11-4 赤外線吸収スペクトル分析
11-5 紫外線吸収スペクトル分析
11-6 核磁気共鳴分析
12 フレーバーの調香の実際
12-1 はじめに
12-2 調合とは
12-3 フレーバリストとパヒューマー
12-4 フレーバーとは
12-5 香りの嗅ぎ方,評価の仕方
12-6 調合トレーニング
12-7 香料の原料素材
12-8 調合技術とは
12-9 調合のポイント
13 香料の安全性
13-1 はじめに
13-2 食品香料の安全性
13-3 香粧品香料の安全性
13-4 環境に対する安全性
13-5 終わりに
14 香料の官能評価
14-1 はじめに
14-2 2つの官能評価-分析型と嗜好型
14-3 官能評価を行うために
14-4 官能評価実験法
14-5 官能評価の実施手順
15 嗅覚:匂いの検知と識別
15-1 はじめに
15-2 嗅覚系の経路
15-3 匂いの分子の受容体
15-4 脳内への匂いの情報伝達
15-5 高次脳中枢における匂い物体の表現
15-6 まとめ
16 アロマテラピー
16-1 はじめに
16-2 アロマテラピー(芳香療法)
16-3 医学・薬学・香料と植物
16-4 アロマテラピーの創設者たち
16-5 アロマテラピーの作用機構
16-6 精 油
16-7 アロマテラピーの実践
16-8 アロマテラピーの現在と展望
付 録
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