わかりやすい公衆栄養(第3版)
978-4-7827-0715-9 C3077
東京都立短期大学名誉教授 吉田 勉 監修
首都大学東京教授 篠田粧子・川村学園女子大学名誉教授 永吉道子 編著
稲山貴代・大山珠美・岡本裕子・笠原利英・小林実夏・酒井 徹・関口紀子
高森恵美子・田草川憲男・宮沢栄次・向井理恵 共著
B5・並製・226頁/定価 2,750円(本体2,500円)
管理栄養士国家試験範囲を網羅した最新テキスト。
目 次
1 公衆栄養の課題
1-1 公衆栄養とは
1-2 「健康」の定義
1-3 ヘルスプロモーションの概念
2 国民健康・栄養の現状と問題点
2-1 わが国における少子高齢化問題
2-1-1 人口構造と医療費
2-1-2 疾病構造の変化
2-2 国民健康・栄養調査
2-2-1 国民健康・栄養調査の概略
2-2-2 国民健康・栄養調査の結果
(1)栄養摂取状況
(2)身体に関する状況
2-3 ライフステージにおける栄養問題
2-3-1 ライフステージにおける問題点・課題と対応策
(1)妊娠期・授乳期
(2)乳・幼児期
(3)学童期
(4)小中学生の肥満傾向と痩身化傾向
(5)思春期
(6)成人期
(7)高齢期
3 食事摂取基準
3-1 日本人の食事摂取基準の沿革
3-2 日本人の食事摂取基準の概要
3-2-1 策定目的と使用期間
3-2-2 策定方針
3-2-3 設定指標
3-3 食事摂取基準の活用方法
3-3-1 活用の基本的事項
3-3-2 食事摂取状況のアセスメントの方法と留意点
3-3-3 目的に応じた活用上の留意点
3-4 対象特性,生活習慣病とエネルギー・栄養素との関連
4 健康・栄養行政
4-1 公衆栄養と健康・栄養行政
4-1-1 栄養行政の歴史
4-1-2 栄養行政の組織と役割
4-2 関係法規
4-2-1 健康増進法
4-2-2 栄養士法
4-2-3 地域保健法
4-2-4 食育基本法・食育推進基本計画
4-2-5 母子保健法
4-2-6 高齢者の医療の確保に関する法律
4-2-7 その他
4-3 公衆栄養の施策
4-3-1 健康日本21
4-3-2 母子保健対策
4-3-3 成人保健・老人保健対策
5 公衆栄養活動
5-1 公衆栄養のマネジメントサイクル
5-1-1 公衆栄養プログラムの計画・実施・評価
5-1-2 公衆栄養アセスメント
5-1-3 公衆栄養プログラムの計画
(1)プログラムの対象者
(2)プログラム計画のためのモデル
(3)住民参加のプログラム
(4)公衆栄養プログラムの実施
5-2 健康づくり活動
5-2-1 日本における健康づくり施策
5-2-2 健康づくりのための指針
5-2-3 健康づくり活動の展開
5-3 都道府県の健康や栄養に関わる環境づくりとしての公衆栄養活動
6 栄養疫学
6-1 栄養疫学の概要
6-2 栄養疫学の研究手法
6-2-1 無作為割付比較研究
6-2-2 前向きコホート研究
6-2-3 症例対照研究
6-2-4 コホート内症例対照研究
6-2-5 地域相関研究
6-2-6 横断研究
6-3 食事調査の方法
6-3-1 食事摂取の変動要因
6-3-2 食物調査の種類
(1)食事記録法
(2)24時間思い出し法
(3)食物摂取頻度調査法
(4)国民健康・栄養調査
6-3-3 半定量食物摂取頻度調査
(1)調査票の開発
(2)食品栄養素の算出法
(3)調査票の妥当性
6-4 栄養疫学研究の事例
6-4-1 脂肪と乳がん
6-4-2 野菜・果物摂取とがん
7 健康と栄養の情報収集と発信
7-1 21世紀の情報通信
7-1-1 インターネットの普及
7-1-2 データベースや情報の取り扱い
7-2 健康・栄養情報の収集におけるインターネットの活用
7-2-1 健康・栄養に必要な情報
7-2-2 インターネットから収集される健康・栄養情報
(1)情報の検索
(2)省庁からの情報収集
(3)国立健康・栄養研究所からの健康・栄養情報
(4)リンクの活用
(5)海外の健康・栄養情報を入手するには
(6)文献検索
7-3 IT革命がもたらす社会の変化
7-3-1 インターネットを活用した健康支援
7-3-2 保健医療分野におけるIT化が描く社会
8 地域公衆栄養活動
8-1 地域における公衆栄養活動の進め方
8-1-1 計 画
8-1-2 実 施
8-1-3 評 価
8-2 市区町村における公衆栄養の取り組み
8-2-1 保健センターの役割
8-2-2 保健センターの公衆栄養事業
8-2-3 地区組織の公衆栄養活動への支援
8-3 公衆栄養活動の評価とその還元
8-3-1 評価の基準
8-3-2 評価の指標
8-4 公衆栄養活動におけるネットワークの構築
8-4-1 住民の支援を目的にしたネットワークの構築
8-4-2 栄養士のネットワークの構築
9 食生活の質的安全
9-1 食の安全と健康
9-2 食品の汚染
9-2-1 食中毒
9-2-2 有害化学物質による慢性健康障害
9-2-3 食品汚染物質と健康被害
(1)食品原料段階での汚染
(2)食品加工段階での汚染
(3)食品の流通・調理段階での汚染
9-2-4 加工食品の期限表示
9-3 新しい食品と安全性
9-3-1 健康食品
9-3-2 特定保健用食品
9-3-3 栄養機能食品
9-3-4 有機農産物
9-3-5 遺伝子組換え食品
9-4 食生活の安全と公衆栄養
10 食料の需給と供給-食料問題
10-1 世界の食料動向
10-1-1 世界の食料生産および貿易の現状
10-1-2 アメリカ,EUおよび中国の農業政策・動向
10-1-3 世界の食料需要の増加
10-1-4 世界の食料供給量の伸び悩み
10-2 日本の食料動向
10-2-1 日本農業の特徴
10-2-2 近年の日本の農業政策・動向
10-2-3 日本の食料自給率
10-3 将来に備える(世界の中の日本)
10-3-1 日本の食料自給率向上の必要性
10-3-2 食料自給率向上の方途
11 世界の健康・栄養問題
11-1 食料と人工不均衡
11-1-1 世界人口の動向
11-1-2 国連人口会議
11-1-3 世界の栄養不足人口の動向
11-1-4 開発途上地域の栄養不足
11-1-5 開発途上地域における低体重と肥満の共存
11-2 世界栄養宣言にみる栄養欠乏症とその対策
11-2-1 世界栄養会議
11-2-2 食物をベースにした食事指針の開発と活用に関するFAO/WHO合同専門家会議
11-2-3 食事,栄養と慢性疾患に関するWHO/FAO合同専門家会議
11-2-4 世界食糧安全保障サミット
11-3 アメリカの抱える栄養過剰摂取の問題
11-3-1 アメリカにおける栄養施策
(1)アメリカの心臓協会の警告
(2)アメリカ人の食事目標
(3)ヘルシーピープル2020
(4)アメリカ人のための食生活指針
(5)マイ・ピラミッドからマイ・プレートへ
(6)栄養補助食品健康教育法
11-4 環境汚染と健康
11-4-1 石油化学製品と環境汚染
11-4-2 環境問題に関する国際会議
12 これからの公衆栄養への期待
12-1 公衆栄養活動の実践・研究・施策連携の重要性
12-2 栄養政策決定のための公衆栄養ネットワークの構築
12-3 疾病予防・健康増進における栄養士の役割
付 録
栄養関係法規
日本人の食事摂取基準(2015年版)
地域における行政栄養士による健康づくりおよび
栄養・食生活の基本指針
三共出版で購入?