地球のすがたと環境
978-4-7827-0360-1 C3043
多賀光彦・那須淑子・菅 正彦
北海道大学名誉教授 多賀光彦・北海道教育大学名誉教授 那須淑子 北海道教育大学准教授 菅 正彦 共著
B5・並製・168頁/定価 2,530円(本体2,300円)
現在の地球は酸性雨,オゾン層の破壊,温暖化などの環境破壊に直面しているが,「美しい地球」を次世代に継承するのは我々の責務である。本書は生命と環境の関わり・人間の活動と環境の関わりを学び,現代の物質文明がもたらした環境破壊の実態を正しく認識し,その原因や対策について考える。
目 次
第1編 宇宙の中の地球
第1章 宇宙と地球のなりたち
1-1 銀河と宇宙
1-1-1 われわれの銀河
1-1-2 宇宙の構造
1-2 太陽系
1-2-1 太陽系の構造と特徴
1-2-2 太 陽
1-3 地 球
1-3-1 地球の層状構造
1-3-2 地球の化学組成と年齢
第2章 地球環境の創造
2-1 原始地球の形成
2-2 マグマオーシャンからの放出ガスと二次大気
2-3 原始海洋と大陸の形成
2-4 生命の誕生
2-5 生物がつくりあげた地球環境
2-6 生命・環境複合体“ガイア”
第2編 地球のすがたと環境問題
第3章 文明と地球環境
3-1 古代文明と環境
3-2 近代文明と環境
3-3 現代文明と環境問題
3-4 環境問題の推移と現状
第4章 大気と環境問題
4-1 大気の構成と役割
4-1-1 層状構造
4-1-2 大気の役割
4-2 大気の化学組成
4-2-1 窒 素
4-2-2 一酸化二窒素
4-2-3 酸 素
4-2-4 オゾン
4-2-5 二酸化炭素
4-2-6 水蒸気
4-2-7 エアロゾル(大気コロイド)
4-3 大気汚染
4-4 酸性雨
4-4-1 酸性雨の被害
4-4-2 酸性雨の原因物質
4-5 オゾン層の破壊
4-5-1 オゾン層の危機とフロン
4-5-2 オゾンホール
4-6 地球の温暖化
4-6-1 温室効果ガス
4-6-2 温室効果ガスの増大
4-6-3 地球温暖化の影響
第5章 水と環境問題
5-1 水の分布と水収支
5-1-1 水の存在量
5-1-2 水の循環
5-2 天然水の化学組成
5-2-1 雨 水
5-2-2 河川水
5-2-3 湖沼水
5-2-4 地下水
5-2-5 特殊な水
5-3 海 洋
5-3-1 海水と海流
5-3-2 海水の化学組成
5-4 水質汚染・汚濁
5-4-1 重金属による水質汚染
5-4-2 農薬などによる水質汚染
5-4-3 有機塩素化合物による汚染
5-4-4 有機汚濁
5-4-5 原油による海洋汚染
5-4-6 その他の水質汚染
第6章 土壌と環境問題
6-1 土壌のなりたち
6-1-1 土壌の形成過程
6-1-2 土壌の構成成分
6-1-3 生物と物質の循環
6-2 土壌の性質と役割
6-2-1 土壌コロイドの特性
6-2-2 緩衝能と浄化作用
6-3 土壌の汚染と対策
6-3-1 重金属汚染と土壌
6-3-2 農薬による土壌汚染
6-3-3 廃棄物と土壌
6-4 地球規模の環境問題と土壌
6-4-1 地球を覆ういろいろな土
6-4-2 温暖化が土壌に及ぼす影響
6-4-3 土壌の温暖化への寄与
6-4-4 オゾン層の破壊と土壌
6-4-5 酸性雨と土壌
6-4-6 砂漠化
6-4-7 熱帯林の破壊
6-4-8 放射性物質による汚染
第3編 環境問題の対策と地球の未来
第7章 環境問題に対する取り組み
7-1 大気汚染対策
7-1-1 環境基準と排出規制
7-1-2 燃料に対する対策
7-1-3 固定発生源対策
7-1-4 移動発生源対策
7-2 グローバルな環境問題対策
7-2-1 酸性雨対策
7-2-2 オゾン層の破壊対策
7-2-3 地球の温暖化対策
7-3 水質汚濁対策
7-3-1 水質汚濁防止法
7-3-2 水質基準
7-4 水処理技術
7-4-1 水処理の基礎
7-4-2 産業廃水の処理
7-4-3 下水処理
7-4-4 生活廃水の問題点と処理
7-4-5 浄水処理
7-5 廃棄物とリサイクル
7-5-1 プラスチックのリサイクル
7-5-2 アルミ缶のリサイクル
第8章 地球環境の未来
8-1 クリーンエネルギーと太陽
8-1-1 太陽電池
8-1-2 燃料電池
8-2 燃料としての水素とその構造
8-2-1 太陽電池を用いる水の電気分解
8-2-2 光合成微生物による水素発生
8-2-3 嫌気性菌による水素発生
8-3 物質の循環
8-3-1 環境の安定性
8-3-2 廃棄物の資源化と循環
8-4 人類に未来はあるのか
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