• 改訂
  • 献本

わかりやすい食品機能学(第2版)

978-4-7827-0770-8 C3077 /2017年8月刊行
岡山大学教授 森田英利・日清食品ホールディング(株) 田辺創一 編著
水産大学校准教授 臼井将勝・東京大学准教授 小林彰子・広島大学教授 鈴木卓弥
麻布大学准教授 鈴木武人・(株)バイオバンク 高畑宗明・奈良県立医科大学 中野章代
東京家政学院大学准教授 山﨑 薫 共著
B5・並製・174頁/定価 2,750円(本体2,500円)
単になんとなく体に良い食品ということではなく,この食品がどのような疾病の予防に繋がるのか,この食品の作用の分子メカニズムは何なのか‥ 今も飛躍的に進歩を遂げるこの分野の第一線で活躍する研究者が食品の3次機能の解説から新しい知見を盛り込みわかりやすく解説する。
目 次

1 食品機能学の展開
 1-1食品とは何か
 1-2食品の3機能
  1-2-1 1次機能(栄養機能)
  1-2-2 2次機能(感覚機能)
  1-2-3 3次機能(生体調節機能)
 1-3 食品の生体調節機能と機能性食品
  1-3-1 生体調節機能が着目されるようになった社会背景
  1-3-2 機能性食品の位置づけ
  1-3-3 機能性食品の安全性
  1-3-4 機能を有する食品素材

2 消化器系・内分泌系への作用
 2-1 ミネラルの吸収促進成分
  2-1-1 カルシウム吸収促進成分の意義
  2-1-2 カルシウムの生理機能,代謝および腸管吸収
  2-1-3 カルシウムの沈殿形成を制御する成分
  2-1-4 大腸でカルシウムを可溶化促進する成分
  2-1-5 細胞間吸収経路を活性化する成分
 2-2 血糖上昇抑制成分
  2-2-1 血糖上昇抑制成分の意義
  2-2-2 糖質の消化・吸収とグルコース代謝
  2-2-3 α-アミラーゼを阻害する成分
  2-2-4 α-グルコシダーゼを阻害する成分
  2-2-5 糖輸送担体を阻害する成分
  2-2-6 胃排出を遅延する成分
 2-3 抗肥満および脂質異常症の予防改善作用成分
  2-3-1 肥満と脂肪組織
  2-3-2 肥満とメタボリックシンドローム発症の分子メカニズム
  2-3-3 脂質異常症
  2-3-4 食品中の抗肥満成分および抗脂質異常症成分
 2-4 腸内環境を整える成分
  2-4-1 生物における腸内細胞叢の重要性
  2-4-2 乳酸菌とビフィズス菌の分類学上の位置付け
  2-4-3 乳酸菌とビフィズス菌の保健機能
  2-4-4 乳酸菌やビフィズス菌の腸内細菌叢に及ぼす影響
  2-4-5 今後の展望
 2-5 骨の健康・骨粗鬆症予防成分
  2-5-1 骨粗鬆症の日本における疫学
  2-5-2 骨代謝の栄養生理
  2-5-3 骨粗鬆症の要因と発症メカニズム
  2-5-4 破骨細胞と骨芽細胞の機能
  2-5-5 食品成分による骨の健康維持と骨粗鬆症予防
  2-5-6 製品例
 2-6 歯の健康・う触予防成分
  2-6-1 歯の構造
  2-6-2 歯の発生
  2-6-3 代表的な歯科疾患
  2-6-4 食品成分による歯科疾患の予防・改善
 2-7 抗疲労効果成分
  2-7-1 疲労とは
  2-7-2 科学的根拠の得られている抗疲労食品
  2-7-3 抗疲労食品への期待と展望
 2-8 活性酸素と抗酸化成分
  2-8-1 活性酸素と疾病
  2-8-2 食品の抗酸化能

3 循環系・神経系への作用
 3-1 高血圧と降圧作用成分
  3-1-1 高血圧
  3-1-2 血圧調整機構
  3-1-3 神経系への作用による血圧降下
  3-1-4 ACE阻害ペプチドによる血圧降下
  3-1-5 血管拡張を介する降圧作用
 3-2 脳・神経系の機能に関与する成分
  3-2-1 血液脳関門について
  3-2-2 脳疾患と機能成分
  3-2-3 脳・神経系の機能を改善する成分

4 生体制御系への作用
4-1 免疫と免疫機能活性化・調整成分
 4-1-1 自然免疫と適応免疫
  4-1-2 免疫機能を活性化する食品成分
  4-1-3 免疫機能の調節と食品成分
 4-2 アレルギーと抗アレルギー作用成分
  4-2-1 アレルギーと免疫
 4-3 がんと抗がん作用成分
  4-3-1 がんとは
  4-3-2 食品中の抗がん作用成分
 4-4 抗菌成分
4-4-1 食品と抗菌物質
  4-4-2 抗菌作用をもつ食品中成分とその作用機序

5 食品機能研究の新展開
 5-1 機能性食品の制度
  5-1-1 食品衛生法について
  5-1-2 「いわゆる健康食品」について
  5-1-3 特別用途食品
  5-1-4 特定保健用食品
  5-1-5 栄養機能食品
 5-2 バイオテクノロジーと機能性食品
  5-2-1 食品とバイオテクノロジー技術
  5-2-2 バイオテクノロジーを利用した食品機能性成分の生産と
      メタゲノム解析
 5-3 未来の機能性食品-テーラーメイド食設計の時代に向けて

備 考

機能性表示食品に関する項目を更新し,第2版としました。(2017年8月)
著者名の表記変更に伴い, ISBNを978-4-7827-0815-6へ変更しました。(2022年3月)

三共出版で購入?

部数:

更新: 2022年9月22日
シェア: facebookでシェア はてなブックマークに追加 LINEでシェア noteで書く X(Twitter)にポスト メールで送る このページを印刷する シェアする