• 献本

物理化学演習

978-4-7827-0646-6 C3043 /2011年3月刊行
片岡洋右(法政大学教授)
山田祐理(法政大学) 共著
B5・並製・160頁/定価 2,530円(本体2,300円)
熱力学と量子力学の基本が身につく物理化学の演習書。
多くの例題とその解答を繰り返し読んで書き写すことで基本を学び,自習問題を解くことで,応用分野における問題解決に役立つ基礎を身につける。
パソコンを用いて解く問題や,完全気体だけでなく内部エネルギーを考慮した実在気体の状態を解く問題も収録する。
主な内容物理化学の基礎量とその単位
熱力学
  1. 圧力
  2. 熱力学第一法則
  3. 熱力学第二法則と熱力学第三法則
  4. 熱力学第三法則と第一法則・第二法則の結合
量子力学
  1. 古典物理学の破綻と量子論のさきがけ
  2. 微視的な系の力学
  3. 水素型原子の構造とスペクトル
付録
  1. 微積分の基本
  2. 物理の基本
  3. 実在気体の熱力学
目次(詳細)

Part 1 物理化学の基礎量とその単位
 1-1 基礎的な量とその単位
  1-1-1 長さ
  1-1-2 質量
  1-1-3 時間
  1-1-4 速度
  1-1-5 加速度
  1-1-6 力
  1-1-7 仕事
  1-1-8 温度
  1-1-9 物質量
  1-1-10 電流
  1-1-11 電圧
  1-1-12 電荷

Part 2 熱力学
 2-1 圧力
  2-1-1 圧力
  2-1-2 液柱の底面における圧力
  2-1-3 完全気体の圧力
  2-1-4 気体の密度
  2-1-5 気体の分子間距離
  2-1-6 引力の効果
  2-1-7 反発力の効果
  2-1-8 ファンデルワールス状態方程式
  2-1-9 臨界点
  2-1-10 換算変数
  2-1-11 対応状態の原理
  2-1-12 圧力等温線図
 2-2 熱力学第一法則
  2-2-1 完全気体の内部エネルギー
  2-2-2 実在気体の内部エネルギー
  2-2-3 熱力学第一法則
  2-2-4 気体の膨張の仕事
  2-2-5 完全気体の等温可逆膨張
  2-2-6 完全気体の自由膨張
  2-2-7 実在気体の自由膨張
  2-2-8 電気による加熱
  2-2-9 熱測定
  2-2-10 熱容量
  2-2-11 エンタルピー
  2-2-12 エンタルピーの温度変化
  2-2-13 完全気体の断熱可逆膨張
  2-2-14 完全気体の断熱可逆膨張による内部エネルギーとエンタルピー変化
  2-2-15 断熱線
  2-2-16 完全気体の膨張率
  2-2-17 完全気体の等温圧縮率
  2-2-18 実在気体の膨張率
  2-2-19 実在気体の等温圧縮率
  2-2-20 気体膨張率のグラフ
  2-2-21 気体の等温圧縮率のグラフ
  2-2-22 エンタルピーの温度依存症
  2-2-23 ジュール-トムソン効果
 2-3 熱力学第二法則と熱力学第三法則
  2-3-1 完全気体の等温可逆膨張のエントロピー変化
  2-3-2 定圧加熱による分子系のエントロピー変化
  2-3-3 完全気体の体積と温度を変えたときのエントロピー変化
  2-3-4 加熱による完全気体のエントロピー変化のグラフ
  2-3-5 カルノーサイクル
  2-3-6 熱力学第二法則
  2-3-7 状態関数
  2-3-8 孤立系のエントロピー変化
  2-3-9 クラウジウスの不等式
 2-4 熱力学第三法則と第一法則・第二法則の結合
  2-4-1 熱力学第三法則
  2-4-2 ヘルムホルツエネルギー
  2-4-3 ギブズエネルギー
  2-4-4 最大仕事
  2-4-5 第一法則と第二法則の結合
  2-4-6 編微分係数
  2-4-7 Maxwellの関係式(1)
  2-4-8 Maxwellの関係式(2)
  2-4-9 Maxwellの関係式(3)
  2-4-10 Maxwellの関係式(4)
  2-4-11 内部エネルギーの定温における体積依存性
  2-4-12 定圧における内部エネルギーの温度依存性
  2-4-13 CpCVの関係
  2-4-14 ギブズエネルギーの温度依存性
  2-4-15 ギブズエネルギーの圧力依存性
  2-4-16 完全気体のギブズエネルギーの圧力依存性
  2-4-17 純物質の化学ポテンシャル
  2-4-18 フガシティー
  2-4-19 ファンデルワールス気体のフガシティー

Part 3 量子力学
 3-1 古典物理学の破綻と量子論のさきがけ
  3-1-1 黒体放射と古典物理学の破綻
  3-1-2 プランク分布
  3-1-3 低温熱容量
  3-1-4 原子分子のスペクトル
  3-1-5 電磁放射線の粒子性
  3-1-6 粒子の波動性
 3-2 微視的な系の力学
  3-2-1 シュレーディンガー方程式
  3-2-2 波動関数
  3-2-3 演算子,固有値と固有関数
  3-2-4 重ね合わせと期待値
  3-2-5 不確定性原理
  3-2-6 一次元の箱の中の粒子
  3-2-7 二次元の箱の中の粒子
  3-2-8 トンネル現象
  3-2-9 振動運動
  3-2-10 二次元回転運動
  3-2-11 三次元回転運動
 3-3 水素型原子の構造とスペクトル
  3-3-1 水素型原子
  3-3-2 水素原子のスペクトル

Part 4 付録
 4-1 微積分の基本
  4-1-1 微分の練習
  4-1-2 微分の応用
  4-1-3 積分の練習
  4-1-4 偏微分の計算練習
 4-2 物理の基本
  4-2-1 エネルギー
  4-2-2 仕事
  4-2-3 仕事率
  4-2-4 力と運動
  4-2-5 運動量の変化
  4-2-6 エネルギーの保存
 4-3 実在気体の熱力学
  4-3-1 実在気体の等温可逆膨張
  4-3-2 実在気体の断熱可逆膨張
  4-3-3 実在気体のエンタルピー
  4-3-4 実在気体のジュール‐トムソン効果
  4-3-5 実在気体のジュール‐トムソン効果(2)

索引

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更新: 2024年9月11日
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