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★電子書籍★ フッ素化学入門2010—基礎と応用の最前線

978-4-7827-0628-2 C3043 /2010年4月刊行
(独)日本学術振興会・フッ素化学第155委員会 編

本書は2004年に刊行された「フッ素化学入門」の改訂版にあたり,その後の研究の進歩を取り入れたものです。フッ素ガス,フッ化水素をはじめとするフッ素化剤の取り扱いや,フッ素化合物の合成,性質,応用についてその基礎的内容から応用まで幅広く網羅するフッ素化学の入門書。
548頁/定価 3,520円(本体3,200円)
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目 次

1 無機フッ素化学基礎
 1.1 フッ素およびフッ化水素の性質
  1.1.1 フッ素の特性
  1.1.2 フッ化水素の特性
 1.2 無機フッ素化合物の特徴
  1.2.1 強い酸化性
  1.2.2 強い分子性
  1.2.3 強い溶媒和性
  1.2.4 イオン導電性
  1.2.5 光学特性
 1.3 非金属化合物
  1.3.1 貴ガスフッ化物
  1.3.2 ハロゲンフッ化物
  1.3.3 その他の非金属のフッ化物
 1.4 金属フッ化物, 複合フッ化物
  1.4.1 sブロック金属のフッ化物
  1.4.2 pブロック金属のフッ化物
  1.4.3 dブロック金属のフッ化物
  1.4.4 fブロック金属のフッ化物
  1.4.5 複合フッ化物

2 有機フッ素化学基礎
 2.1 有機フッ素化合物の基礎(1)―反応・合成に関わる基礎概念
  2.1.1 フッ素原子の電子的効果
  2.1.2 活性種(ラジカル, 炭素陽イオン, 炭素陰イオン)の構造とα-フッ素の影響
  2.1.3 1電子移動反応(SET)によるペルフルオロアルキル化反応
 2.2 有機フッ素化合物の基礎(2)―物性・機能に関わる基本概念
  2.2.1 フッ素原子導入の意味
  2.2.2 有機フッ素化合物の低い電子分極性による物性
  2.2.3 フッ素の強い電子求引効果1 フッ素原子上の陰電荷による分子間力
  2.2.4 フッ素の強い電子求引効果2 他の官能基への影響による分子間力
  2.2.5 まとめと残された課題-フルオロフィリック効果
 2.3 有機フッ素化合物の合成
  2.3.1 フッ素化(G-F結合の構築)
   (1)脂肪属化合物の求電子的フッ素化
   (2)脂肪族化合物の求核的フッ素化
   (3)芳香族化合物のフッ素化
  2.3.2 含フッ素合成素子を用いる方法
   (1)モノフルオロ化合物の合成
   (2)ジフルオロ化合物の合成
   (3)トリフルオロメチル化合物の合成
   (4)ペルフルオロ化合物の合成
  2.3.3 不斉合成
   (1)求電子的フッ素化
   (2)不斉トリフルオロメチル化および関連反応
   (3)含フッ素活性メチレン化合物を用いる不斉反応
   (4)トリフルオロピルビン酸を用いる不斉合成
  2.3.4 電解フッ素化

3 フッ素ガス, フッ化水素の製造, 精製, 貯蔵
 3.1 フッ素ガス
  3.1.1 はじめに
  3.1.2 フッ素ガスの製造
  3.1.3 新規フッ素発生用炭素電極
  3.1.4 フッ素ガスの新規用途
  3.1.5 フッ素の精製方法
  3.1.6 フッ素の貯蔵方法
 3.2 フッ化水素
  3.2.1 フッ化水素の製造
  3.2.2 フッ化水素の製造量と需要
  3.2.3 フッ化水素の取り扱いと救急処置
  3.2.4 フッ化水素の物性
  3.2.5 フッ素のリサイクル
 
4 フッ素系低沸点化合物の動向と環境評価
 4.1 フッ素系低沸点化合物開発の動向
  4.1.1 フロン製品の市場
  4.1.2 フロン規制
  4.1.3 代替物開発の動向
 4.2 環境影響評価技術
  4.2.1 成層圏オゾン層の破壊
  4.2.2 地球の温暖化と評価法
 4.3 冷媒
  4.3.1 冷媒の条件
  4.3.2 これまでの冷媒と代替冷媒
  4.3.3 代替冷媒
 4.4 洗浄剤
  4.4.1 代替洗浄剤の物性と使用状況
  4.4.2 代替洗浄剤の合成法
  4.4.3 フッ素系容剤
 4.5 発泡剤
  4.5.1 発泡剤の変遷
  4.5.2 低環境負荷型発泡剤の開発
  4.5.3 HFC系発泡剤
  4.5.4 次世代の発泡剤
 4.6 半導体用フッ素系ガス
  4.6.1 半導体製造に使用されるフッ素系ガス
  4.6.2 半導体製造用フッ素系ガスの種類と製造方法
  4.6.3 半導体製造用フッ素系ガスの高純度化
  4.6.4 最近の動向
  4.6.5 まとめ
 4.7 回収・再利用技術と分解技術
  4.7.1 はじめに
  4.7.2 フロンの回収
  4.7.3 フロンの再利用
  4.7.4 フロンの分解技術
  4.7.5 その他の課題

5 無機フッ素系機能材料
 5.1 イオン液体
  5.1.1 イオン液体の種類
  5.1.2 イオン液体の合成法
  5.1.3 イオン液体の性質と応用
 5.2 薄膜生成-金属フッ化物錯体を用いた液相析出法
  5.2.1 液相析出法とその溶液内反応
  5.2.2 液相析出法による薄膜合成法
  5.2.3 液相析出法による金属酸化物の機能化
 5.3 フッ化物イオン導電体
  5.3.1 tysonite型構造のフッ化物
  5.3.2 蛍石型フッ化物
  5.3.3 酸化フッ化物
  5.3.4 フッ化物ガラス
  5.3.5 デバイスへの応用
 5.4 フッ化物系ガラス
  5.4.1 フッ化物ガラスの開発経緯
  5.4.2 フッ化物ガラスの応用

6 有機フッ素系機能材料
 6.1 含フッ素高分子化合物の特性
  6.1.1 フッ素原子の特徴と高分子化合物としての特性
  6.1.2 含フッ素高分子化合物の特性とその用途
  6.1.3 種々の特性加工技術の組合せによる機能材料としての展開
 6.2 含フッ素高分子化合物の合成
  6.2.1 主な含フッ素ビニルモノマーの種類と合成方法
  6.2.2 含フッ素ビニルモノマーの重合反応性
  6.2.3 含フッ素ビニルモノマーのラジカル重合とその技術
 6.3 樹脂
  6.3.1 PTFE
  6.3.2 FEP・PFAなどパーフルオロ系溶融樹脂
  6.3.3 PCTFE
  6.3.4 ETFE・ECTFE
  6.3.5 PVDFとVDF共重合体
  6.3.6 PVF
 6.4 フッ素ゴム
  6.4.1 フッ素ゴムの歴史
  6.4.2 フッ素ゴムの特徴
  6.4.3 フッ素ゴムの構造
  6.4.4 ビニリデン系フッ素ゴム
  6.4.5 テトラフルオロエチレン-プロピレン系フッ素ゴム
  6.4.6 パーフルオロフッ素ゴム
 6.5 塗料
  6.5.1 はじめに
  6.5.2 溶剤可溶型フッ素樹脂
  6.5.3 溶剤可溶型塗料用樹脂
  6.5.4 環境対応型フッ素樹脂
  6.5.5 おわりに
 6.6 機能性膜(イオン交換膜)
  6.6.1 イオン交換性フッ素ポリマーの製造
  6.6.2 イオン交換ポリマーの構造
  6.6.3 食塩電解用イオン交換膜
  6.6.4 その他の用途
 6.7 表面改質剤
  6.7.1 表面防汚剤
  6.7.2 離型剤
  6.7.3 固体潤滑剤
  6.7.4 反射防止膜
  6.7.5 樹脂添加剤
 6.8 撥水撥油剤
  6.8.1 はじめに
  6.8.2 PFOA問題に対する対応
  6.8.3 PFOAを含まない環境適応型フッ素系撥水撥油剤
  6.8.4 フッ素化合物の構造と表面特性
  6.8.5 フルオロアルキル化合物の製造方法
  6.8.6 撥水撥油剤の構造
  6.8.7 撥水撥油剤の性能発現機構
  6.8.8 代替材料の設計指針
  6.8.9 コポリマーの特性と撥水性
  6.8.10 撥水撥油剤の用途および処理技術
  6.8.11 最近の動向
  6.8.12 今後の展望
 6.9 オイル, 不活性媒体
  6.9.1 はじめに
  6.9.2 不活性媒体
  6.9.3 フッ素オイル
 6.10 ディスプレイ関連材料
  6.10.1 レジスト材料
  6.10.2 液晶
 6.11 光伝送材料
  6.11.1 アモルファスフッ素樹脂
  6.11.2 プラスチック光ファイバー
  
7 電池材料関連技術
 7.1 リチウムイオン電池材料
  7.1.1 黒鉛電極上における不燃性溶媒としての有機フッ素化合物の電気化学的挙動
  7.1.2 電解質
  7.1.3 リチウム二次電池正極活性物質
 7.2 燃料電池材料
  7.2.1 はじめに
  7.2.2 フッ素系電解質材料

8 原子力関連技術
 8.1 原子力分野における代表的なフッ素の利用方法
  8.1.1 六フッ化ウラン
  8.1.2 フッ素ガス
  8.1.3 UF6以外のフッ化物
 8.2 ウラン燃料製造
  8.2.1 精錬(粗精錬)工程
  8.2.2 濃縮工程
  8.2.3 再転換工程
  8.2.4 再処理工程
 8.3 溶融塩炉
 8.4 放射性廃棄物処理への適用

9 含フッ素医薬品および農薬
 9.1 フッ素の特異性と生理活性に関する基礎
  9.1.1 はじめに
  9.1.2 歴史的概観
  9.1.3 フッ素の特異性と生理活性
  9.1.4 酵素阻害剤
  9.1.5 イソスター
 9.2 含フッ素医薬品
  9.2.1 制がん剤
  9.2.2 感染症剤
  9.2.3 循環器用薬
  9.2.4 中枢神経薬
  9.2.5 消化器疾患薬
  9.2.6 高脂血症薬
  9.2.7 免疫系疾患薬, 抗炎症薬
  9.2.8 泌尿器系疾患薬
  9.2.9 眼科用薬
  9.2.10 呼吸器疾患薬
  9.2.11 代謝系疾患薬
  9.2.12 吸入麻酔剤
  9.2.13 人工血液, 造影剤
  9.2.14 おわりに
 9.3 含フッ素農薬
  9.3.1 はじめに
  9.3.2 殺虫剤
  9.3.3 除草剤
  9.3.4 殺菌剤

備 考

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更新: 2022年11月16日
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