• 献本

環境と安全の科学-演習と実習

978-4-7827-0538-4 C3043
新潟薬科大学名誉教授 及川紀久雄・秋草学園短期大学学長 北野 大 都立大学名誉教授 保母敏行 編著
赤堀有美・浅田隆志・石井聡子・貝瀬利一・川田邦明・木羽信敏 窪田清宏・四角目和広・田嶋晴彦・本橋勝紀・屋形直明 共著
B5・並製・224頁/定価 2,750円(本体2,500円)
例題を示しながらていねいに解説し,測定と分離科学,物質の吸着の意味とその計算手法さらには実習のプロセスを追って記述。 各章の演習問題は環境計量士,技術士の試験問題を導入し,実践的な物としたため学生はもちろん,分析業務に携わる方,環境計量士,技術士試験の参考書としても最適。
目 次

・ 基礎編
 1章 単位と濃度,溶解度の計算
  1-1 単 位
   1-1-1 単位の重要性
   1-1-2 国際単位系(SI)
   1-1-3 単位の変換と換算
  1-2 濃度の計算と変換
   1-2-1 原子量,式量,分子量,物質量
   1-2-2 濃度の表し方
   1-2-3 密度と比重
   1-2-4 濃度単位の表示
  1-3 溶解度の計算
   1-3-1 溶解度と溶解度積
   1-3-2 ヘンリーの法則
   1-3-3 気体の溶解度の測定方法
   1-3-4 水に対する気体の溶解度
   1-3-5 固体の溶解度
   1-3-6 固体の溶解度の測定方法

 2章 抽出と分離・分配
  2-1 分離機構
  2-2 溶媒抽出
  2-3 固相抽出

 3章 統計の基礎
  3-1 平均値
  3-2 標準偏差
  3-3 相対標準偏差
  3-4 分数の検定(F-検定)
  3-5 平均値の差の検定(t-検定)

 4章 有効数字と分析結果の信頼性
  4-1 有効数字
  4-2 分析結果の信頼性要求の背景
  4-3 信頼性に関する用語
  4-4 バリデーション
  4-5 標準物質とトレーサビリティ
   4-5-1 標準物質の重要性
   4-5-2 トレーサビリティ
   4-5-3 標準物質とは
   4-5-4 計量法トレーサビリティー制度の化学標準物質
  4-6 分析値の不確かさ
   4-6-1 新しい不確かさの概念の導入
   4-6-2 不確かさの評価例

 5章 検量線と定量
  5-1 絶対検量線法
  5-2 内標準法
  5-3 標準添加法
  5-4 検量線の式を求める
  5-5 最小二乗法による求め方
  5-6 定量限界

・ 応用編
 6章 イオンとイオンバランス
  6-1 イオンとは
  6-2 イオンバランス
  6-3 酸性雨とイオンバランス

 7章 pHと中和反応
  7-1 水のイオン積とpH
  7-2 酸と塩基の強さ
  7-3 アルカリ度
  7-4 中和反応

 8章 測定と分離の科学
  8-1 光吸収,発光を利用した測定
   8-1-1 光吸収と発光
   8-1-2 吸光光度法
   8-1-3 原子吸光光度法
   8-1-4 発光分光分析
  8-2 電気化学的方法
   8-2-1 概 説
   8-2-2 電極電位
   8-2-3 pHの測定
  8-3 高速液体クロマトグラフィー(HPLC)
   8-3-1 HPLC装置の構成
   8-3-2 HPLCにおける分離モード
  8-4 ガスクロマトグラフィー(GC)
   8-4-1 GC装置の構成
  8-5 クロマトグラムに関係する因子(パラメーター)
   8-5-1 クロマトグラムの読み方
   8-5-2 保持の大きさを表すパラメーター:保持時間,保持容量
   8-5-3 カラムの効率を表すパラメーター:理論段数
   8-5-4 ピークの対称性を表すパラメーター:テーリング係数
   8-5-5 分離の度合いを表すパラメーター:分離係数,分離度
   8-5-6 保持指数
  8-6 質量分析法(MS)
   8-6-1 概 説
   8-6-2 磁場形質量分析計
   8-6-3 四重極形質量分析計
   8-6-4 その他の質量分析計
   8-6-5 ガスクロマトグラフ/質量分析計(GC/MS)

 9章 吸着量の計算
  9-1 吸着とは
  9-2 物理吸着と化学吸着
  9-3 吸着等温泉
  9-4 吸着等温式
   9-4-1 ヘンリーの式
   9-4-2 フロイントリッヒの式
   9-4-3 ラングミュアの式
   9-4-4 ベット式
  9-5 吸着現象と水質浄化

 10章 化学物質の環境中運命
  10-1 分解と半減期
   10-1-1 生分解
   10-1-2 大気中の化学物質の半減期の計算
  10-2 予測環境濃度の計算(排出量,分解性,水量などから)
   10-2-1 単一触媒モデルの例(1)水域の希釈モデル
   10-2-2 単一触媒モデルの例(2)完全混合モデル
   10-2-3 多触体モデルの例-Mackayのフガシティーモデル
  10-3 生物濃縮
   10-3-1 BCFの求め方,BCFと体内濃度
   10-3-2 BCFと食事量から体内摂取量の計算

 11章 化学物質の安全性
  11-1 ハザードとリスク
  11-2 ヒトの健康への影響評価
   11-2-1 無毒性量の決定
   11-2-2 無毒性量から1日摂取許容量の求め方
  11-3 生態系への影響評価
   11-3-1 生態系とは
   11-3-2 予測無影響濃度の求め方
   11-3-3 PEC/PNEC比によるリスク評価
  11-4 演 習
   11-4-1 ダイオキシン類のTDIの算出方法
   11-4-2 ノニルフェノールの生態リスク評価

 12章 定量的構造活性相関(QSAR)
  12-1 QSARとは
  12-2 iogPowの計算
   12-2-1 iogPowについて
   12-2-2 iogPowの計算について
  12-3 生物濃縮係数の推定
   12-3-1 生物濃縮係数について
   12-3-2 生物濃縮係数の推定
  12-4 半数致死濃度の推定
   12-4-1 半数致死濃度について
  12-5 新しい構造活性相関手法へのアプローチ

 13章 有機金属と安全性
  13-1 重金属とは
  12-2 環境中の有害重金属
   13-2-1 水
   13-2-2 空 気
   13-2-3 食 品
   13-2-4 土 壌

・ 実習編
 14章 体積を測る
  14-1 体積形の種類
  14-2 体積形の使用方法
   14-2-1 ホールピペットの使用方法
   14-2-2 安全ピペッターの使用方法
   14-2-3 ビュレットの使用方法
  14-3 計量器具の誤差

 15章 水質を測る
  15-1 イオンを測る
   15-1-1 環境水中の無機陰イオンの定量
   15-1-2 環境水中の無機陽イオンの定量
  15-2 DO
   15-2-1 DOとは
   15-2-2 測定法の原理
   15-2-3 本実習における測定方法の概要
   15-2-4 試薬,器具および装置
   15-2-5 試料の採取・運搬
   15-2-6 試験操作
   15-2-7 定量および計算
  15-3 BOD
   15-3-1 BODとは
   15-3-2 測定法の原理
   15-3-3 本実習における測定方法の概要
   15-3-4 試験,器具,装置
   15-3-5 試料の採取・運搬
   15-3-6 試験操作
   15-3-7 定量および計算
  15-4 COD
   15-4-1 CODとは
   15-4-2 測定法の原理
   15-4-3 本実習における測定方法の概要
   15-4-4 試験,器具,装置
   15-4-5 試料の採取・運搬
   15-4-6 試験操作
   15-4-7 定量および計算
  15-5 残留塩素
   15-5-1 試薬および装置
   15-5-2 試験操作
  15-6 硬 度 

 16章 大気中の汚染物質を測る
  16-1 二酸化硫黄
   16-1-1 測定法の原理
   16-1-2 本実習の概要
   16-1-3 試薬・器具・装置
   16-1-4 試料の採取
   16-1-5 試験操作
   16-1-6 定量および計算
  16-2 二酸化窒素
   16-2-1 測定法の原理
   16-2-2 本実習における測定方法の概要
   16-2-3 試薬,器具および装置
   16-2-4 試料の採取
   16-2-5 試験操作
   16-2-6 定量および計算

 17章 水中の有機化合物を測る
  17-1 揮発性有機化合物
   17-1-1 測定法の原理
   17-1-2 本実習における対象化合物と測定方法の概要
   17-1-3 試験,器具,装置
   17-1-4 試料の採取・運搬
   17-1-5 試験操作
   17-1-6 定量および計算
  17-2 残留農薬
   17-2-1 測定法の原理
   17-2-2 本実習における対象化合物と測定方法の概要
   17-2-3 試験,器具,装置
   17-2-4 試料の採取・運搬
   17-2-5 試験操作
   17-2-6 定量および計算

 18章 有害金属を測る
  18-1 海藻中のヒ素の分析
   18-1-1 本実習の概要
   18-1-2 試料・装置
   18-1-3 試験操作

 19章 未知の物質を推定する
  19-1 ガスクロマトグラフィー/質量分析法と化合物の同定
  19-2 解析例
  19-3 分子量の算出

 20章 水を浄化する
  20-1 水中の農薬の吸着
  20-2 吸着剤の比表面積

 付 表

備 考

品切・重版未定

三共出版で購入?

ただ今、購入は出来ません。

更新: 2020年3月12日
シェア: facebookでシェア はてなブックマークに追加 LINEでシェア noteで書く X(Twitter)にポスト メールで送る このページを印刷する シェアする