• 献本

これでわかる基礎有機化学

978-4-7827-0518-6 C3043 /2006年4月刊行
石川高専教授 畔田 博文
富山大学教授 樋口 弘行・富山高専教授 川淵 浩之
名古屋工業大学准教授 高木幸治 [共著]
B5・並製・180頁/定価 2,530円(本体2,300円)
関連する反応を1つにまとめ公式的に学ぶ。命名法を1つの章にまとめ化合物の名称と構造を理解する。講義ノート風に内容を簡素にまとめた。
以上のような工夫を凝らし, 初心者を対象に簡潔にわかりやすく系統的に学ぶ。
目次

1 有機化合物と化学結合
 1.1 有機化合物と無機化合物
 1.2 価電子と共有結合
 1.3 共有結合の分極と水素結合
 1.4 形式電荷
 1.5 結合の開裂と形成
 1.6 酸と塩基
  章末問題

2 有機化合物の表現法とアルカン
 2.1 有機化合物の表現法
 2.2 アルカンの名称と性質
 2.3 アルカンの反応
  2.3.1 アルカンの酸化反応
  2.3.2 アルカンのハロゲン化反応
 2.4 アルカンの立体構造
  2.4.1 sp3混成軌道と正四面体構造
  2.4.2 立体配座と配座異性体
  2.4.3 シクロアルカンの立体構造と異性体
  コラム1 ナポレオンは兵隊さん思いだった!?
  章末問題

3 有機化合物の分類とIUPAC命名法
 3.1 官能基による化合物の分類
 3.2 慣用名とIUPAC命名法
  3.2.1 アルカンの命名
  3.2.2 アルケン, アルキンの命名
  3.2.3 芳香族化合物の命名
  3.2.4 アルコールの命名
  3.2.5 ケトン・アルデヒドの命名
  3.2.6 カルボン酸の命名
  3.2.7 エステルの命名
  3.2.8 アミドの命名
  3.2.9 酸無水物の命名
  3.2.10 酸ハロゲン化物
  3.2.11 エーテルの命名
  3.2.12 アミンの命名
  3.2.13 汎用な有機化合物の慣用名
 3.3 有機化合物の反応と性質の概要
  3.3.1 アルカン
  3.3.2 アルケン
  3.3.3 アルキン
  3.3.4 アルコール
  3.3.5 エーテル
  3.3.6 アルデヒド
  3.3.7 ケトン
  3.3.8 カルボン酸
  3.3.9 エステルと油脂
  3.3.10 芳香族炭化水素
  3.3.11 アミンとアミド
  章末問題

4 アルケンとアルキンの化学
 4.1 アルケンとアルキンの混成軌道と立体構造
 4.2 アルケンの反応
  4.2.1 求電子付加反応
  4.2.2 ラジカル付加反応
  4.2.3 アルケンの酸化反応と還元反応
 4.3 アルキンの反応
  4.3.1 付加反応
  4.3.2 アセチリドアニオン
 4.4 共役ジエン, ポリエンの反応
  章末問題

5 芳香族化合物の化学
 5.1 芳香族化合物とヒュッケル則
 5.2 芳香族化合物と求電子置換反応
  5.2.1 求電子置換反応
  5.2.2 置換基の求電子置換反応への影響
 5.3 アルキルベンゼンの反応
  コラム2 芳香族化合物のさまざまな顔
  章末問題

6 立体化学
 6.1 異性体の種類
 6.2 不斉炭素と鏡像異性体
 6.3 不斉炭素の表示方法
 6.4 鏡像異性体とジアステレオ異性体
  コラム3 鏡像異性体あれこれ
  章末問題

7 有機ハロゲン化合物の化学
 7.1 求核置換反応
  7.1.1 SN1反応とSN2反応
  7.1.2 求核試薬の求核性と脱離基の脱離能
  7.1.3 SN1反応とSN2反応の立体化学
 7.2 脱離反応
  7.2.1 E1反応とE2反応
 7.3 競争反応
 7.4 有機金属試薬の調整
  章末問題

8 アルコールの化学
 8.1 酸としてのアルコールとウィリアムソンのエーテル合成
 8.2 塩基としてのアルコールと置換, 脱離反応
 8.3 アルコールの酸化反応
  章末問題

9 エーテルの化学
 9.1 エーテルの酸化反応
 9.2 エーテル結合の開裂反応
 9.3 エポキシドの合成
  章末問題

10 アルデヒドとケトンの化学
 10.1 カルボニル基の分極構造と求核付加反応
 10.2 α-プロトンの酸性度とエノラートイオンの反応
 10.3 アルデヒド, ケトンの酸化反応と還元反応
  章末問題

11 カルボン酸の化学
 11.1 カルボン酸の酸性度
 11.2 カルボン酸の求核アシル置換反応
  コラム4 生体と光学活性化合物
  章末問題

12 カルボン酸誘導体の化学
 12.1 カルボン酸誘導体の求核アシル置換反応
 12.2 エステルの縮合反応
  章末問題

13 アミンの化学
 13.1 アミンの塩基性
 13.2 アミンのアルキル化反応
 13.3 他の官能基への変換
 13.4 アミンの合成反応
  章末問題

14 各種化合物の合成反応
 14.1 アルケン類
 14.2 アルキン類
 14.3 芳香族化合物
 14.4 有機ハロゲン化合物
 14.5 アルコール化合物
 14.6 エーテルとエポキシド化合物
 14.7 アルデヒドとケトン化合物
 14.8 カルボン酸化合物
 14.9 カルボン酸誘導化合物
 14.10 アミン化合物
  コラム5 ノーベル賞
  章末問題

章末問題の解答と解説
索引

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更新: 2022年5月17日
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