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★電子書籍★ 環境中の腐植物質-その特徴と研究法

978-4-7827-0577-3 C3043 /2008年11月刊行
日本腐植学会
石渡良志・米林甲陽・宮島 徹 編著
日下部武敏・清水芳久高橋嘉夫・辰巳憲司・田中俊逸・力石嘉人・筒木 潔・寺島元基・長尾誠也・福嶋正巳藤嶽暢英・山本修一・渡辺 彰 共著

腐植物質とは何か?土壌, 堆積物, 天然水中の腐植物質の基礎知識および腐植物質と金属化学種や有機汚染物質との相互作用の解析法について解説。広く環境中の有機物にかかわる技術者, 研究者や学生に有用なわが国初の腐植物質解説書。
300頁/定価 2,310円(本体2,100円)
 紙媒体では絶版となりましたが電子書籍(PDF形式)にて販売致します。
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目 次

1 腐植物質の基礎知識
 1.1 自然界の腐植物質
  1.1.1 有機物質の存在と炭素循環
  1.1.2 生物体有機物と非生物体有機物
  1.1.3 腐植物質の占める位置と定義
  1.1.4 腐植物質研究の今日的意義
 1.2 土壌中の腐植物質
  1.2.1 はじめに
  1.2.2 腐植物質の生成過程
  1.2.3 腐植物質の存在様式
  1.2.4 土壌中の不足物質の抽出精製法
  1.2.5 腐植物質のキャラクタリゼーション
  1.2.6 XAD-8(DAX-8)樹脂による腐植物質の分画
  1.2.7 平均化学構造モデルの推定
 1.3 水中の腐植物質
  1.3.1 はじめに
  1.3.2 天然水中における腐植物質の濃度と存在割合
  1.3.3 溶存腐植物質の特徴
  1.3.4 水腐植物質関連物質
  1.3.5 まとめ
 1.4 堆積物中の腐植物質
  1.4.1 はじめに
  1.4.2 存在量
  1.4.3 化学的特徴
  1.4.4 腐植物質の分類
  1.4.5 ヒューミン(ケロジェン)の化学構造モデル
  1.4.6 蓄積物ヒューミンの成因
  1.4.7 腐植物質・ケロジェン生成の化学反応
  1.4.8 腐植物質の堆積物中の化学変化
  1.4.9 おわりに

2 腐植物質の分離・精製法
 2.1 はじめに
 2.2 土壌腐植物質の分離・精製
  2.2.1 国際腐植物質学会法
  2.2.2 NAGOYA法
 2.2 腐植物質の分画法
  2.3.1 フミン酸の分子量別分画
  2.3.2 XAD-8(DAX-8)樹脂によるフミン酸の分画
  2.3.3 PVPによるフルボ酸画分の分画
 2.4 水中腐植物質の分離精製法
  2.4.1 XAD樹脂法(国際腐植物質学会法)
  2.4.2 DEAE-セルロース樹脂法
  2.4.3 逆浸透法
 2.5 堆積物腐植物質の分離・精製
  2.5.1 存在量の測定
  2.5.2 腐植物質の分離法

3 腐植物質の分析法
 3.1 はじめに
 3.2 元素分析
  3.2.1 概要
  3.2.2 方法
 3.3 官能基分析
  3.3.1 カルボキシル基
  3.3.2 フェノール性水酸基
  3.3.3 全水酸基
  3.3.4 アルコール性水酸基
  3.3.5 カルボニル基
 3.4 紫外・可視吸光分析
  3.4.1 概要
  3.4.2 方法
  3.4.3 注解
 3.5 赤外線吸収スペクトル
  3.5.1 概要
  3.5.2 方法
  3.5.3 注解
 3.6 1H-NMR(1次元)
  3.6.1 概要
  3.6.2 原理
  3.5.3 方法
  3.6.4 留意点
 3.7 13C-NMR
  3.7.1 概要
  3.7.2 原理
  3.7.3 分析法
  3.7.4 留意点・問題点
  3.7.5 注解
 3.8 ESR分析
  3.8.1 概要
  3.8.2 原理
  3.8.3 方法
  3.8.4 留意点
 3.9 蛍光分析
  3.9.1 概要
  3.9.2 溶液の調製
  3.9.3 測定とデータ処理法
  3.9.4 定性・定量分析
  3.9.5 天然水腐植物質の簡易測定
  3.9.6 測定上の留意点
 3.10 平均分子量測定法
  3.10.1 概要・原理
  3.10.2 蒸気圧浸透法による数平均分子量測定法
  3.10.3 注解
 3.11 サイズ排除クロマトグラフィー(SEC)
  3.11.1 概要
  3.11.2 原理
  3.11.3 分析法
  3.11.4 留意点・問題点
  3.11.5 注解
 3.12 炭素・窒素同位体比測定法
  3.12.1 概要
  3.12.2 安定同位対比の表示(δ値の定義)
  3.12.3 EA/IRMSによる炭素・窒素同位体比の測定
 3.13 化学分解分析法
  3.13.1 概要
  3.13.2 溶媒抽出法およびアルカリ加水分解法
  3.13.3 アルカリ性過マンガン酸カリウム酸化分解法
  3.13.4 アルカリ酸化銅分解法
  3.13.5 定量方法
 3.14 熱分解・熱化学分解分析法
  3.14.1 概要
  3.14.2 熱分解GC法およびGC/MS法
  3.14.3 TMAH熱化学メチル化GCおよびGC/MS法
  3.14.4 定量分析法
 3.15 界面活性測定
  3.15.1 概要
  3.15.2 原理
  3.15.3 分析法
  3.15.4 留意点

4 腐植物質の錯生成および酸化還元能
 4.1 腐植物質の錯生成能
  4.1.1 金属イオンと腐植物質との錯生成定数の意義
  4.1.2 金属イオンと腐植物質の錯生成の記述
  4.1.3 錯生成定数の測定
  4.1.4 天然試料における腐植物質との錯体の直接評価
  4.1.5 腐植物質と金属イオンの錯生成モデル
  4.1.6 錯生成モデルと天然系のスペシエーション分析との比較
  4.1.7 おわりに
 4.2 腐植物質の酸化還元機能
  4.2.1 はじめに
  4.2.2 腐植物質の酸化還元電位
  4.2.3 重金属の酸化還元反応
  4.2.4 有機化学物質の酸化還元反応
  4.2.5 光化学反応:水和電子の生成とそれによる有害化学物質の還元分解
  4.2.6 まとめ

5 腐植物質と有機汚染物質との相互作用
 5.1 はじめに
 5.2 腐植物質と有機汚染物質との相互作用の類型
  5.2.1 吸着
  5.2.2 分配
  5.2.3 共有結合
  5.2.4 隔離
 5.3 腐植物質と相互作用している有機汚染物質の分析
  5.3.1 有機汚染物質の抽出および分析
  5.3.2 抽出されない結合性残渣の分析
 5.4 腐植物質前駆体と有機汚染物質の反応
 5.5 腐植物質と有機汚染物質の吸着・分配挙動の解析法
  5.5.1 はじめに
  5.5.2 蛍光消光法の原理
  5.5.3 分析法
  55.4 留意点(コメント・問題点)
 5.6 おわりに

付録
 1. 日本腐植物質学会(JHSS)について
 2. 国際腐植物質学会(IHSS)について
 3. 標準腐植物質の作成の経緯について
 4. 腐植物質の国際標準物質の意義
 5. 腐植物質の標準試料の入手方法

索引

備 考

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更新: 2022年8月23日
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