• 献本

わかりやすい化学計算

978-4-7827-0324-3 C3043 /1995年2月刊行
島原健三・水林久雄
成蹊大学名誉教授 島原健三 水林久雄 共著
A5・上製・244頁/定価 2,640円(本体2,400円)
高校上級・短大・大学初級の学生がそれまでに学んだ事項を復習し自信を深めるよう,113の例題を解き,吟味しながらキーポイントとなる基礎をわかり易く解説。特に講義編の解法の吟味は,著者独特の周倒な配慮により初心者には絶好の独習書。
目次

Ⅰ 講義編
 1章 化学計算の基礎となることがら
  1.1 原子量から分子量(またはモル質量)を求めること
  1.2 分子式から化合物の質量分率(または重量組成)を計算すること
  1.3 元素分析データの計算
  1.4 化合物の重量組成から実験式と分子式を求めること
  1.5 化学量論係数(化学反応式の係数)を求めること
  1.6 化学反応式を用いた計算
  1.7 反応をイオン式で示すこと
  1.8 当量・グラム当量の計算
  1.9 酸化数を求めること・反応が酸化か還元かを判定すること

 2章 気体の性質・蒸発
  2.1 標準状態の気体の密度
  2.2 気体の温度・圧力・体積・密度の関係
  2.3 気体の分子量と比重(相対密度)の関係
  2.4 気体または蒸気の密度から分子量を求めること
  2.5 混合気体の全圧・分圧・組成の関係
  2.6 ガス分析データから混合気体の組成を求めること
  2.7 蒸気圧と蒸発量の関係
  2.8 一成分系状態図の見方

 3章 溶液に関する問題
  3.1 濃度の表し方
  3.2 水の硬度を計算すること
  3.3 固体の溶解度と溶解量・析出量との関係
  3.4 気体の溶解度と溶解量との関係
  3.5 分配係数と溶解量の関係(分配の法則にもとづく計算)
  3.6 溶液の濃度・溶質の分子量と浸透圧との関係
  3.7 溶質の分子量と沸点上昇・凝固点降下の関係
  3.8 施光度に関する計算
  3.9 粘度に関する計算

 4章 系の変化にともなう熱の出入り
  4.1 状態および温度変化に必要な熱を求めること
  4.2 いろいろな反応熱のあいだの関係
  4.3 化学変化と温度変化・状態変化が同時におこるときの計算
  4.4 反応熱から結合エネルギーを求めること
  4.5 燃料の発熱量の計算
  4.6 食品の熱量の計算

 5章 化学反応の速度と化学平衡
  5.1 反応次数・速度定数の決め方
  5.2 反応次数と半減期の関係
  5.3 反応速度式を使って反応の進行状況を予想すること
  5.4 反応速度の温度変化から活性化エネルギーを計算すること
  5.5 平衡定数と平衡混合物の組成の関係
  5.6 平衡定数の温度変化から反応熱を求めること
  5.7 条件を変えた場合の平衡の移動を判定すること

 6章 電解質溶液の性質
  6.1 解離定数から解離度とイオン濃度を計算すること
  6.2 弱酸・弱塩基のpHを計算すること
  6.3 強酸・強塩基のpHを計算すること
  6.4 塩溶液のpHを計算すること(塩の加水分解)
  6.5 緩衝液のpHを計算すること
  6.6 中和滴定曲線を描くこと
  6.7 溶解度積データを用いた計算
  6.8 電解質溶液の浸透圧・沸点上昇・凝固点降下の計算

 7章 系の変化にともなう電気エネルギーの出入り
  7.1 与えた電気量から物質の変化量を求めること(電気分解)
  7.2 電解分析の計算
  7.3 とり出した電気量から蓄電池内の変化を推定すると
  7.4 電池の起電力を計算すること
  7.5 起電力からの溶液のpHを求めること

 8章 定量分析
  8.1 標準液のファクターを求めること
  8.2 中和滴定の計算
  8.3 沈殿滴定などの計算
  8.4 CODの計算(酸化還元滴定の応用)
  8.5 沈殿の重量から目的成分の重量を求めること(重量分析)
  8.6 光の透過率・吸光度から濃度を求めること(吸光分析)

 9章 原子の構造と化学結合
  9.1 質量数・原子番号と原子のもつ陽子・中性子・電子の数の関係
  9.2 元素の原子量と同位体の存在比の関係
  9.3 壊変によって生ずる元素を推定すること(核反応式のつくり方)
  9.4 放射性元素の壊変速度を求めること
  9.5 質量とエネルギーの関係
  9.6 電気陰性度から化学結合の種類を推定すること

Ⅱ 解説編
 10章 物理量と単位
  10.1 物理量の表わし方
  10.2 SI単位系
  10.3 非SI単位・単位間の換算

 11章  測定値の精度と計算の精度
  11.1 測定値の精度
  11.2 答の精度
  11.3 能率的な計算

 12章 対数の計算

 13章 データのグラフ化
  13.1 グラフを使って定数を決めること
  13.2 対数方眼紙の使い方
  13.3 グラフを使って実験式を決めること

Ⅲ 練習編
  練習問題(122題)
  ヒント
  解答

Ⅳ 資料編
  原子量法
  4桁の原子量法
  元素の周期表と電子の配置
  溶媒のモル沸点上昇とモル凝固点降下 など23項目

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更新: 2022年12月28日
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