新版 栄養学実験法
978-4-7827-0126-3 C3047
道 喜美代・門倉芳枝
元日本女子大学学長 道 喜美代・前日本女子大学教授 門倉芳枝 共著
A5・上製・128頁/定価 1,870円(本体1,700円)
主眼は実験内容を正しく理解し,実験中どこに正確さを必要とするかという実験の基本を解説し,1週3時間ずつで実験可能な内容を取りあげた栄養学実験のテキスト。
目 次
実験に際しての注意
化学天秤の使用法
直示天秤の使用法
測容器の使用法
試薬の純度と濃度の表し方
標準溶液の作り方と標定の仕方
pH指示薬の種類
1 炭水化物
1.1 単糖類・二糖類
(1)ベネディクト反応
(2)バーフォード反応
(3)セリバノフ反応
(4)粘液酸生成反応
(5)モーリッシュ反応
(6)ムーア反応
(7)ニランダー反応
(8)ピクリン酸還元
(9)フェニルヒドラジン反応
(10)ショ糖の加水分解
(11)発酵試験
(12)メチルアミンによる乳糖および麦芽糖の検出
1.2 多糖類
(1)顕微鏡的観察
(2)デンプンの溶解性
(3)デンプンのヨウ素反応
(4)ベネディクト反応
(5)デンプンの加水分解
(6)デンプン糊液および糖液の透析
2 油 脂
(1)溶解性
(2)酸 度
(3)アクロレイン試験
(4)乳化試験
(5)石けんの塩析
(6)不溶性石けん
(7)ヨウ素吸収試験
(8)けん化価
(9)ヨウ素価
(10)ライヘルト・マイスル価
3 タンパク質およびアミノ酸
3.1 タンパク質の組成元素の検出
(1)一般組成試験
(2)シツチンおよびシステイン-Sの検出
3.2 タンパク質の呈色反応
(1)ミロン反応
(2)キサントプロテイン反応
(3)ビューレット反応
(4)ニンヒドリン反応
(5)ポプキンス・コーレ反応
3.3 タンパク質の沈殿反応
(1)酸およびアルカリによる沈殿
(2)重金属塩による沈殿
(3)アルカロイド試薬による沈殿
(4)フェロシアンカリによる沈殿
(5)濃厚な塩類溶液による沈殿
(6)アルコールによる沈殿
(7)小麦のグルテン
3.4 アミノ酸のペーパークロマトグラフィー
(1)一次元クロマトグラフィー
(2)二次元クロマトグラフィー
3.5 薄層クロマトグラフィー
4 牛 乳
(1)反 応
(2)ビューレット反応
(3)フィルムの生成
(4)凝固試験
(5)カゼインの分離
(6)牛乳中の凝固タンパク質
(7)リン酸カルシウムの検出
(8)乳糖の検出
(9)牛乳の脂肪
5 消 化
5.1 唾液による消化
(1)反 応
(2)ムチンの沈殿
(3)ビューレット反応
(4)ミロン反応
(5)無機物の検出
(6)デンプンの糊の消化
5.2 胃液による消化
(1)ペプシンによる消化に及ぼすpHの影響
(2)ペプシンによる消化に及ぼす温度の影響
(3)レニンの凝乳作用
5.3 膵液による消化
(1)トリプシンの作用
(2)膵液によるカゼインの消化
(3)ステアプシンの作用
6 尿の試験
6.1 一般定性試験
(1)アンモニアの検出
(2)リン酸塩の検出
(3)無機硫酸塩の検出
(4)エーテル硫酸の検出
(5)塩化物の検出
(6)尿素の分離
(7)尿素の試験
(8)尿酸の分離
(9)クレアチニンの検出
6.2 異常尿の定性試験
(1)ブドウ糖の検出
(2)タンパク質の検出
(3)尿中アセトン体の検出
7 尿中窒素化合物の定量
(1)採 尿
(2)一般性状
(3)尿中窒素定量
(4)尿中アンモニアの定量
(5)尿素の定量
(6)尿中クレアチニンの定量
8 ビタミン
(1)ビタミンB1定量法
(2)ビタミンB2定量法
(3)尿中のビタミンB2排泄量の測定
(4)ビタミンC定量法
(5)尿中ビタミンのCの定量法
9 食品分析法
9.1 試料の調製
9.2 灰分定量法
9.3 水分定量法
9.4 粗脂肪定量法
9.5 粗繊維定量法
9.6 粗タンパク質定量法
A マクロキールダール法
B セミミクロキールダール法
C ミクロキールダール法
9.7 糖質定量法
A レイン・アイノン法
B ベルトラン法
C ソモギ変法
試料糖液の調製
(1)遊離還元糖の定量
(2)ショ糖の定量
(3)デンプン定量法
10 栄養状態の判定
10.1 栄養摂取状況による判定法
(1)栄養所要量と比較する
(2)動物性タンパク質比
(3)脂肪のエネルギー比
(4)穀類のエネルギー比
(5)タンパク質の質的検討
10.2 身体状況による判定法
(1)身体計測による方法
(2)指数による判定法
(3)生理学的検査による判定法
11 エネルギー代謝量
11.1 摂取エネルギー量
(1)定量分析による方法
(2)栄養調査による方法
11.2 消費エネルギー量
(1)生活時間調査