• 献本

地球の環境と化学物質 新版

978-4-7827-0683-1 C3043 /2013年3月刊行
安原昭夫
東京理科大学 安原昭夫 著
B5・並製・242頁/定価 2,750円(本体2,500円)
われわれを取り巻く化学物質の功罪と,それらとどのようにつきあっていくのか。著者の研究・教育の経験をふまえ,地球の進化から将来像まで解説。
目次

1章 化学物質の概念
 1-1 化学物質を管理する法体系
 1-2 化学物質汚染対策法の整備の歴史
 1-3 化学物質が人間に与える影響
 1-4 環境問題を引き起こす化学物質の特徴
 1-5 化学物質の有害性(毒性)
 1-6 化学物質の環境動態

2章 地球環境の成立
 2-1 地球の誕生と進化
 2-2 生命の誕生
 2-3 生命の進化
 2-4 酸素呼吸をする生物の出現
 2-5 生物の陸上への進出
 2-6 人類の誕生
 2-7 文明の原初形態
 2-8 古代文明から中世まで
 2-9 中世から現代まで
 2-10 公害の発生と環境破壊
 2-11 近代の戦争と環境破壊
 2-12 原子力発電所の事故による放射能汚染

3章 気候変動と温暖化
 3-1 地球におけるエネルギー収支
 3-2 温暖化研究の歴史と現在
 3-3 世界の年平均地上気温と大気中の温室効果ガス濃度の推移
 3-4 地球温暖化の影響
 3-5 温暖化対策

4章 大気圏の環境科学
 4-1 大気の構造
 4-2 大気環境問題の全体像
 4-3 成層圏のオゾンの減少
 4-4 酸性雨と原因物質
 4-5 大気エアロゾル(浮遊粒子状物質)
 4-6 光化学オキシダントと都市大気
 4-7 有害大気汚染物質と都市大気

5章 室内空気汚染
 5-1 米国の住環境における空気汚染
 5-2 日本の住環境における空気汚染
 5-3 日本における住居内の揮発性有機物の規制と対策
 5-4 日本の行政機関による住環境の調査
 5-5 シックハウス症候群と化学物質過敏症
 5-6 杉並病
 5-7 大阪大学で起こったシックハウス事件
 
6章 水圏の環境科学
 6-1 地球における水環境
 6-2 水の安全に関する基準
 6-3 富栄養化による水質汚濁
 6-4 化学物質による水質汚染
 6-5 海洋汚染
 6-6 水環境の保全対策

7章 土壌圏の環境科学
 7-1 土壌の成り立ち
 7-2 土壌のポドソル化と塩類集積
 7-3 土壌汚染の歴史
 7-4 土壌中の重金属濃度と汚染の原因
 7-5 土壌中での重金属の挙動と対策技術
 7-6 土壌汚染対策における法規制
 7-7 土壌汚染の現状
 7-8 土壌の劣化

8章 生物圏の環境科学
 8-1 生物における生態系の構図
 8-2 生体中の構成元素濃度と元素の濃縮
 8-3 森林の消失
 8-4 生物多様性
 8-5 野生生物と人間の社会
 8-6 自然環境と農業
 8-7 農業と化学肥料
 8-8 環境保全型農業

9章 有害化学物質汚染と環境汚染
 9-1 残留性有機汚染物質(POPs)の定義と対象化合物群
 9-2 POPs対策と日本での現状
 9-3 ポリ塩化ビフェニル(PCBs)による環境汚染
 9-4 ダイオキシン類の構造,物性と毒性
 9-5 ダイオキシン類の生成メカニズム
 9-6 消却におけるダイオキシン類生成と塩素源
 9-7 非燃焼過程におけるダイオキシン類の生成
 9-8 ダイオキシン類による環境汚染
 9-9 ダイオキシン類による健康影響
 9-10 内分泌かく乱物質(環境ホルモン)による生物系への影響

10章 化学物質と環境リスク
 10-1 ハザードとリスク
 10-2 リスクの計算
 10-3 リスクの判定
 10-4 ダイオキシン類のリスクについて
 10-5 予防原則

11章 廃棄物と環境
 11-1 廃棄物の分類
 11-2 放射性廃棄物
 11-3 東日本大震災に伴う災害廃棄物
 11-4 廃棄物の排出状況
 11-5 廃棄物の組成
 11-6 廃棄物の処理
 11-7 廃棄物の海洋投棄
 11-8 中間処理における環境汚染
 11-9 埋立処分と環境汚染
 11-10 廃棄物の不法投棄
 11-11 有害廃棄物の越境移動
 11-12 PCBの化学的分解技術
 11-13 廃棄物のリサイクル
 11-14 これからの廃棄物対策

12章 エネルギー・資源と環境
 12-1 基本的な物理法則
 12-2 エネルギー・資源の分類
 12-3 日本と世界のエネルギー事情
 12-4 自然エネルギーによる発電
 12-5 各種発電法の現状
 12-6 化学電池
 12-7 エネルギー資源
 12-8 鉱物資源
 12-9 食料資源
 12-10 日本の食料需給と農業

13章 持続可能な社会の構築
 13-1 生存の条件
 13-2 循環型社会と持続可能な社会
 13-3 持続可能な社会における化学物質管理
 13-4 廃棄物処理におけるフィジカルリスク
 13-5 日本における物質フロー
 13-6 環境容量の考え方
 13-7 エコロジカルフットプリントの考え方
 13-8 江戸時代における循環型社会
 13-9 今後の課題

三共出版で購入?

部数:

更新: 2024年1月17日
シェア: facebookでシェア はてなブックマークに追加 LINEでシェア noteで書く X(Twitter)にポスト メールで送る このページを印刷する シェアする