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新版 教養の現代化学

978-4-7827-0460-8 C3043
多賀光彦・片岡正光・早野清治
北海道大学名誉教授 多賀光彦 小樽商科大学名誉教授 片岡正光 北海道教育大学教授 早野清治 共著
B5・並製・192頁/定価 2,640円(本体2,400円)
教養向けのテキストとして,第1編で化学の基礎知識を,第2編で簡単な有機化合物や生体に関わる諸物質の知識を解説。第3編では新素材など最近注目されている分野や生体と化学物質の関わりを具体的に解説。基礎と最新の応用を網羅した興味ある教科書。
目 次

第1編 物質の理解
 第1章 原子の成り立ちと周期律
  1-1 原子の構造
   1-1-1 原子を構成する粒子
  1-2 原子スペクトルと原子構造
   1-2-1 光の二重性と水素の原子スペクトル
   1-2-2 ボーアの水素原子模型
   1-2-3 電子雲模型と量子条件
   1-2-4 原子の電子配位
  1-3 元素の周期性
   1-3-1 周期律
   1-3-2 周期表とと元素の性質

 第2章 化学結合と物質の構造
  2-1 イオン結合
   2-2-1 イオン結合でできる化合物の性質
  2-2 共有結合
   2-2-1 共有結合の方向性
  2-3 配位結合と錯体
  2-4 水素結合
   2-4-1 電気陰性度
   2-4-2 水素結合と極性分子
  2-5 金属結合
   2-5-1 金属の特性
   2-5-2 金属の構造
   2-5-3 金属結合と自由電子
  2-6 分子間力(ファンデルワールス力)

 第3章 物質の三態と相平衡
  3-1 気 体
   3-1-1 気体の状態方程式
   3-1-2 気体分子運動論と拡散の法則
  3-2 液 体
   3-2-1 蒸気圧と沸点
  3-3 固 体
   3-3-1 結晶格子
  3-4 相平衡と状態図
  3-5 溶 液
   3-5-1 溶解度
   3-5-2 溶液の濃度
  3-6 溶液の普遍的性質
   3-6-1 蒸気圧降下(ラウールの法則)
   3-6-2 沸点上昇と凝固点降下
   3-6-3 浸透圧とファント・ホッフの法則
   3-6-4 分配の法則
  3-7 コロイド
   3-7-1 コロイドの分類
   3-7-2 コロイドの電気的性質
   3-7-3 コロイドの凝析と解膠

 第4章 化学反応の速さと平衡
  4-1 化学反応の種類と熱化学方程式
  4-2 化学反応の速度
   4-2-1 反応速度の表し方
   4-2-2 反応速度と濃度?反応の次数
   4-2-3 反応速度と温度?活性化エネルギー
   4-2-4 反応速度を変えるもの?触媒
  4-3 化学平衡
   4-3-1 可逆反応と平衡
   4-3-2 質量作用の法則
   4-3-3 平衡移動の法則
   4-3-4 電離と電離平衡
   4-3-5 溶解度積

 第5章 酸と塩基
  5-1 水溶液中における酸・塩基(アレニウス説)
   5-1-1 水素イオン濃度とpH
   5-1-2 酸・塩基の強さと解離定数
   5-1-3 中和反応と滴定曲線
   5-1-4 塩の加水分解
   5-1-5 緩衝溶液
  5-2 その他の酸・塩基説
   5-2-1 ブレンステッド・ロウリーの酸・塩基説
   5-2-2 ブレンステッド酸・塩基の強さ
   5-2-3 ルイスの酸・塩基説

 第6章 酸化と還元
  6-1 酸化・還元反応
   6-1-1 酸化数
   6-1-2 酸化剤と還元剤
   6-1-3 金属イオン化傾向
  6-2 電 池
   6-2-1 電極電位
   6-2-2 一次電池
   6-2-3 二次電池
  6-3 電気分解

第2編 物質と生命
 第7章 簡単な有機化合物
  7-1 有機化合物とは
   7-1-1 有機化合物と無機化合物との相異
   7-1-2 有機化合物の分類
  7-2 炭化水素
   7-2-1 飽和炭化水素(アルカン)
   7-2-2 不飽和炭化水素
   7-2-3 芳香族炭化水素
  7-3 異性体
  7-4 酸素,窒素,ハロゲンを含む有機化合物
   7-4-1 アルコール
   7-4-2 有機ハロゲン化合物
   7-4-3 エーテル
   7-4-4 アルデヒドとケトン
   7-4-5 カルボン酸
   7-4-6 エステル
   7-4-7 アミン
  7-5 複素環式化合物

 第8章 生体を構成する物質
  8-1 炭水化物(糖類)?エネルギーの源
   8-1-1 生体に含まれる単糖類
   8-1-2 生体に含まれる二糖類
   8-1-3 生体に含まれる多糖類
  8-2 脂質?細胞の構造を支えるもの
   8-2-1 脂肪酸
   8-2-2 脂 肪(油脂)
   8-2-3 ろ う(ワックス)
   8-2-4 複合脂質と誘導脂質
  8-3 タンパク質?生命の源となるもの
   8-3-1 アミノ酸
   8-3-2 タンパク質の構造
   8-3-3 タンパク質の種類と役割
  8-4 核酸?遺伝情報の担い手
   8-4-1 ヌクレオチド
   8-4-2 核酸の構造と機能
   8-4-3 核酸とバイオテクノロジー

 第9章 生命を支える物質
  9-1 酵素?物質代謝の担い手
   9-1-1 酵素触媒の特徴
   9-1-2 酵素とエネルギー生産(ATP)
  9-2 ビタミン?物質代謝の手助け役
   9-2-1 脂溶性ビタミン
   9-2-2 水溶性ビタミン
  9-3 ホルモン?代謝調節物質

第3編 物質と文明
 第10章 生活の中の有機物質
  10-1 合成高分子化合物
   10-1-1 プラスチック(合成樹脂)
   10-1-2 ゴ ム
   10-1-3 繊 維
  10-2 洗 剤(界面活性剤)
   10-2-1 石けん
   10-2-2 合成洗剤
   10-2-3 洗浄のしくみ
  10-3 食品添加物
   10-3-1 主な食品添加物
  10-4 くすりと毒
   10-4-1 化学療法に用いる医薬
   10-4-2 対症療法に用いる医薬
   10-4-3 自然毒
   10-4-4 合成毒
   10-4-5 毒物の利用

 第11章 生活の中の無機物質
  11-1 金 属
   11-1-1 鉄
   11-1-2 アルミニウム
   11-1-3 銅
   11-1-4 貴金属
   11-1-5 半導体
  11-2 ガラスとセメント
   11-2-1 ガラス
   11-2-2 セメント
  11-3 陶磁器

 第12章 生活の中の新素材
  12-1 無機新素材
   12-1-1 ファインセラミックス
   12-1-2 超伝導体
   12-1-3 アモルファス金属
   12-1-4 形状記憶合金
   12-1-5 水素吸蔵合金
  12-2 高分子新素材
   12-2-1 高性能分離膜
   12-2-2 医療用高分子
   12-2-3 光学用高分子
   12-2-4 そのほかの高機能性高分子
  12-3 液 晶

 第13章 原子力エネルギーとクリーンエネルギー
  13-1 原子力エネルギー
   13-1-1 原子核の壊変
   13-1-2 半減期
   13-1-3 年代測定
  13-2 原子力エネルギーの利用
   13-2-1 核分裂
   13-2-2 原子炉の仕組みと原子力発電
   13-2-3 核燃料サイクル
   13-2-4 核融合
   13-2-5 核融合炉
  13-3 クリーンエネルギー
   13-3-1 太陽エネルギーの利用
   13-3-2 太陽電池
   13-3-3 燃料電池
   13-3-4 二次エネルギーとしての水素

 第14章 大気と環境
  14-1 地球と大気
  14-2 生命の誕生と大気
  14-3 大気汚染
   14-3-1 スモッグ
   14-3-2 光化学スモッグ
  14-4 酸性雨
   14-4-1 酸性雨の起こり
   14-4-2 酸性雨の原因となる物質
   14-4-3 酸性雨の防止策
  14-5 オゾン層の破棄
   14-5-1 成層圏オゾン層
   14-5-2 オゾン層の危機とフロンガス
   14-5-3 オゾンホール
   14-5-4 オゾン層の保護対策
  14-6 地球の温暖化
   14-6-1 温室効果ガス
   14-6-2 温室効果ガスの濃度上昇(増加)と地球の温暖化
   14-6-3 地球温暖化の防止対策

 第15章 水と環境
  15-1 地球と水
   15-1-1 水の循環
   15-1-2 水の特性とはたらき
   15-1-3 天然水の水質
  15-2 水質の汚染・汚濁
   15-2-1 重金属による汚染
   15-2-2 農薬などによる汚染
  15-3 新しい型の環境汚染物質
   13-3-1 ダイオキシン類
   13-3-2 有機塩素系溶媒
  15-4 有機汚濁
   15-4-1 BODとCOD
   14-4-2 富栄養化と赤潮
  15-5 原油による海洋汚染


更新: 2023年6月13日
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