• 献本

これならわかる分析化学

978-4-7827-0536-0 C3043 /2007年4月刊行
古田直紀
中央大学名誉教授 古田直紀 著
A5・並製・138頁/定価 2,200円(本体2,000円)
分析化学をマスターするということは、「酸の解離定数」、「塩基の解離定数」、「標準還元電極電位」の3つの表を理解し、使いこなせるようになることである。この考えをもとに重要項目を簡潔にまとめ、学んだ項目が今後の実験に役立つことを意識し演習問題を充実させた。
目次

1. 濃度の表し方
 1-1 質量濃度
 1-2 モル濃度
 1-3 質量濃度 (ppm) とモル濃度 (M) との変換

2. 分析結果の統計処理
 2-1 分析結果の表示
  (1) 平均値
  (2) 標準偏差
  (3) 相対標準偏差
 2-2 誤差の伝播
  (1) 分散
  (2) 相対的分散
  (3) 加減算の誤差の伝播
  (4) 剰余算の誤差の伝播
 2-3 線形最少二乗法による一次近似式
 2-4 相間関数γ

3. 化学平衡
 3-1 化学反応の平衡
 3-2 解離平衡 (電解質物質が水に溶けている場合)

4. 酸・塩基平衡 (1) ― 強酸・強塩基と弱酸・弱塩基
 4-1 酸と塩基の定義

5. 酸・塩基平衡 (2) ― 弱酸の塩・弱塩基の塩
 5-1 弱酸と弱塩基の塩

6. 緩衝溶液
 6-1 緩衝溶液とは
 6-2 緩衝溶液の調製
 6-3 緩衝機構

7. 多塩基酸の多段階解離
 7-1 リン酸H3PO4の解離
 7-2 リン酸の塩の解離
 7-3 pHを変化させた時の各リン酸イオン種の割合
 7-4 リン酸塩緩衝液
 7-5 炭酸H2CO3の解離
 7-6 炭酸の塩の解離
 7-7 pHを変化させた時の各炭酸イオンの割合

8. 多塩基酸の塩
 8-1 多塩基酸の酸性塩MHAのpH

9. 酸-塩基滴定
 9-1 炭酸ナトリウムNa2CO3の塩酸による滴定

10. 錯滴定
 10.1 錯滴定
 10-2 pHを変化させた時の各EDTAイオン種の割合
 10-3 金属イオンとEDTAとの錯体
 10-4 EDTAの滴定曲線

11. 沈殿滴定
 11-1 溶解度積
 11-2 沈殿滴定によるハロゲンイオンの定量

12. 酸化と還元
 12-1 酸化と還元の定義
 12-2 標準還元電極電位
 12-3 イオン化傾向
 12-4 ネルンスト (Nernst) の式
 12-5 化学電池 (ガルバニルセル)

13. 酸化還元滴定
 13-1 Fe2+溶液のCe4+溶液による滴定

重要な用語の英名と読み方
参考図書
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更新: 2023年4月11日
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