• 品切れ

有機機能性材料化学 - 基本原理から応用原理まで

978-4-7827-0557-5 C3043 /2008年4月刊行
原田 明・樋口弘行 編著
大阪大学教授 原田 明・富山大学教授 樋口弘行 編著
愛媛大学教授 御崎洋二・京都大学教授 今堀 博・大阪大学教授 井上佳久・関西大学教授 田中耕一・兵庫県立大学教授 中辻慎一・富山大学教授 井上将彦・北陸先端科学技術大学院大学教授 三宅幹夫・同 宮林恵子 共著
A5・上製・290頁/定価 3,850円(本体3,500円)
材料開発のための研究背景や方法論,応用研究の位置付けをわかりやすく系統化し,基本的理論的思考力養成に重点を置いた大学院講義用テキスト。
構造有機化学的観点から材料としての実用化までの一連の過程において展開される合目的課題を,基礎研究から応用研究にわたって幅広く解説。
目次

1章 機能性材料開発研究における有機化学の未来
 1-1 新しい有機化学の観点
 1-2 新しい有機化学分野

2章 有機分子の機能化を目指した設計指針と構造物性:機能化の基本原理概観
 2-1 有機分子の構造決定
  2-1-1 マススペクトル
  2-1-2 赤外・近赤外スペクトル
  2-1-3 核磁気共鳴スペクトル
  2-1-4 電子スピン共鳴スペクトル
  2-1-5 紫外・可視吸収スペクトル
  2-1-6 発光スペクトル
  2-1-7 偏光スペクトル
  2-1-8 サイクリックボルタメトリー
  2-1-9 双極子モーメント
  2-1-10 化学計算による構造解析
  2-1-11 X線結晶構造解析
  2-1-12 表面構造解析
 2-2 有機分子の基本物性評価
  2-2-1 静的物性
  2-2-2 動的物性
 2-3 有機分子の構造物性相関
  2-3-1 ベンゼン系誘導体
  2-3-2 拡張共役系誘導体
  2-3-3 複素環系誘導体
  2-3-4 その他の誘導体
 2-4 有機分子や有機材料がシステムとして機能する原理
  2-4-1 液晶ディスプレイ機能
  2-4-2 カラーコピー色素印字機能
  2-4-3 光ディスク機能
  2-4-4 ゲル化機能
  2-4-5 脱臭機能
  2-4-6 電界効果伝導機能
  2-4-7 物質分離機能
  2-4-8 非線形光学機能
  2-4-9 センサー機能
  2-4-10 超張力繊維機能
  2-4-11 液体伝導機能
  2-4-12 粒子集積化機能

3章 金属的導電性・超伝導性を示す有機物質の設計・合成ならびに構造特性
 3-1 有機分子性金属の開発指針
 3-2 有機分子性導体の発見から超伝導の実現まで
 3-3 BEDT-TTF系超伝導体
 3-4 有機超伝導体の開発指針
 3-5 TTFの化学修飾
 3-6 TTP系導体
  3-6-1 合成および酸化還元特性
  3-6-2 TTP塩の構造と物性
  3-6-3 TTP系超伝導体(DTEDT)3Au(CN)2
  3-6-4 縮小したπ電子系をユニットとしたTTP系ドナー
  3-6-5 三次元的な分子配列を有するTTP系導体
  3-6-6 高次融合型TTP
  3-6-7 単一成分分子性導体

4章 人工光合成と光分子デバイス
 4-1 光合成と分子連結系
  4-1-1 光捕集系
  4-1-2 反応中心
 4-2 光合成と分子集合計
  4-2-1 自己組織化単分子膜を利用した光電変換系
  4-2-2 人工光合成組織
 4-3 有機太陽電池
  4-3-1 色素増感太陽電池
  4-3-2 バルクへテロ接合太陽電池
  4-3-3 色素増感・バルクへテロ接合太陽電池
 4-4 光触媒

5章 キラル超分子を用いる不斉光化学
 5-1 キラル修飾ゼオライト
 5-2 キラル多孔性金属錯体
 5-3 シクロデキストリン
 5-4 水素結合性有機テンプレート
 5-5 二重らせんDNA
 5-6 血清アルブミン

6章 結晶中および結晶間での有機反応
 6-1 結晶中での光反応
  6-1-1 [2+2]光二量化反応
  6-1-2 溶液中と結晶中で異なる光反応性
  6-1-3 照射光の波長の影響
  6-1-4 反応空間の影響
  6-1-5 ハロゲン置換基の影響
  6-1-6 共結晶の利用による異種分子間の選択的光反応
  6-1-7 ホスト-ゲスト結晶の利用による選択的光反応
  6-1-8 包接結晶を利用する不斉光反応
 6-2 結晶中での熱反応
  6-2-1 単結晶中での熱反応
  6-2-2 共結晶を利用する異種分子間の選択的熱反応
 6-3 キラル結晶を利用する絶対不斉合成
 6-4 結晶間での有機反応

7章 有機ラジカルと有機磁性体の化学
 7-1 有機ラジカルの化学
  7-1-1 ラジカルの初期の概念とラジカル説
  7-1-2 トリフェニルメチルラジカルの発見
  7-1-3 トリアリールメチルおよび炭化水素安定ラジカル類
  7-1-4 短寿命炭素ラジカル類
  7-1-5 有機合成化学分野でのラジカル
  7-1-6 高分子化学分野でのラジカル
  7-1-7 生化学分野でのラジカル
  7-1-8 安定ラジカル化合物類
 7-2 有機磁性体の化学
  7-2-1 ラジカル化合物の磁気的性質
  7-2-2 磁化率と磁気的相互作用
  7-2-3 有機強磁性体の歴史
  7-2-4 有機強磁性体の種類
 7-3 機能性有機磁性体
  7-3-1 光機能性有機磁性体
  7-3-2 熱応答性有機磁性体・液晶性有機磁性体
  7-3-3 導電性有機磁性体
  7-3-4 有機ラジカル電池

8章 次世代医療に貢献する機能性分子:ケミカルバイオロジー
 8-1 DNAから始まる生体機能
  8-1-1 分子生物学のセントラルドグマ
  8-1-2 DNAの化学合成
  8-1-3 アンチセンス法
  8-1-4 DNAチップ
 8-2 SNPs解析とテーラーメイド医療
  8-2-1 医療におけるSNPsの重要性
  8-2-2 DNAチップを用いるSNPs解析

9章 有機複合金属ナノ粒子の調製と特性
 9-1 金属ナノ粒子の調製法
 9-2 金属ナノ粒子の粒径制御
 9-3 ナノ粒子の形状制御
 9-4 ナノ粒子の配列制御

備 考

品切れ 重版予定なし

三共出版で購入?

ただ今、購入は出来ません。

更新: 2024年1月15日
シェア: facebookでシェア はてなブックマークに追加 LINEでシェア noteで書く X(Twitter)にポスト メールで送る このページを印刷する シェアする